ブッチギリの首位! JNCAPファイブスター大賞を受賞したレヴォーグの「凄さ」とは (1/2ページ)

レヴォーグの成績は断トツだった!

 SUBARUレヴォーグが、2020年の自動車アセスメントで5つ星の評価とともに、大賞を獲得した。そのほか5つ星を獲得したのは、トヨタ・ハリアー、ヤリスクロス、ヤリス、ホンダ・フィット、日産デイズであった。レヴォーグが大賞を受賞したのは、もっとも高い評価を得ただけでなく、その内容もより充実していたからといえる。

 自動車アセスメントは、衝突安全性能/予防安全性能/事故自動緊急通報装置の3分野で評価され、それぞれに詳細な項目が設けられている。

 レヴォーグは、ことに衝突安全性能では100点満点中96.91点(96%)であったが、各項目のレベル評価はすべて5/5を得ている。他車では、とくに後面衝突における頸部保護で4/5となっている例がある。また、シートベルトの着用警報でも4/5という評価の車種があった。それでも、5つ星を獲得した各車は、衝突安全性能で80%後半の成績を残し、5つ星を得た。そうしたなかで、すべての項目で5/5を得たレヴォーグの成績はやはり断トツだ。

 予防安全性能で、レヴォーグは100%を獲っている。ここは、ハリアーも100%だ。また近年の運転支援装置の充実により、他の5つ星車も90%後半という成績である。

 今回の評価で新たに加わった項目が、事故自動緊急通報装置の有無だ。これは、5つ星を獲得した全車が装備しているため、100%を獲っている。

 いずれの車種も5つ星を獲得するだけあって、全般に高得点であり、安全性の高いクルマといえるが、それでもレヴォーグが抜け出た要因はどこにあるのか?


御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGU

フリーランスライター/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
日産サクラ
趣味
乗馬、読書
好きな有名人
池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治

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