視野障害と自動運転を考える! 社会課題の解決を研究するSIP自動運転がオンラインセミナーを開催

視野障害が原因で発生する交通事故を無くすために

 科学技術の司令塔機能をもつ内閣府総合科学技術・イノベーション会議が、府省庁の枠や旧来の分野を超えたマネジメントによる科学技術イノベーションの実現のために創設した国家プロジェクト、それが「戦略的イノベーション創造プログラム(略称SIP:Cross-ministerial Strategic Innovation Promotion Program)」だ。

 そんなSIPにおいて、SIP自動運転(略称SIP-adus:Automated Driving for Universal Services)は、交通事故の低減や交通渋滞の緩和、地方部等における高齢者などの交通制約者の移動手段の確保、といった社会課題の解決を目指して研究開発を推進している。

 そしてこの度、SIP自動運転は、「視野障害と自動運転の交叉点」と題し、神戸アイセンター病院 研究センター長 髙橋政代氏、西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保氏、筑波大学 教授 伊藤誠氏を招き、7月8日(木)にオンラインセミナーを開催する。

 オンラインセミナーには、モータージャーナリストとして活躍する清水和夫氏もセミナー総括担として参加する。

 オンラインセミナーは、「視野障害とは」「視野障害が運転に及ぼす影響とは」「自動運転・高度運転支援の役割」などをテーマに、全3回にわたってのウェビナー開催が予定されている。

 開催概要は以下の通り。

開催概要
◆日時:令和3年7月8日(木)13:00~14:30
◆開催方法:オンライン開催(参加無料)
◆テーマ:「視野障害と自動運転の交叉点」
◆基調講演
・「技術を育てる – iPS細胞と自動運転の共通点」 神戸アイセンター病院 研究センター長 髙橋政代氏
・「症例紹介『運転外来の現場より』」 西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保氏
◆パネルディスカッション
・神戸アイセンター病院 研究センター長 髙橋政代氏
・西葛西・井上眼科病院 副院長 國松志保氏
・筑波大学 教授 伊藤 誠氏
◆司会・モデレーター
・SIP自動運転 推進委員会構成員/モータージャーナリスト 岩貞るみこ氏
◆セミナー総括担当
・SIP自動運転 推進委員会構成員/国際モータージャーナリスト 清水和夫氏

 参加は事前登録制でオンライン視聴の形式となる(無料)。参加を希望される方は、自動運転社会を考えるコミュニティ「SIP-cafe」のHPから申し込みを。申し込み後、視聴用URLがメールにて案内される。なお、登録は開催当日まで受け付けている。

 これを機会に、視覚障害と自動運転を改めて考えてみるのもいいだろう。


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