アウディSUVに第3のスポーツバック! プレミアムミッドサイズSUV 新型Q5 Sportback / SQ5 Sportbackを発売 (1/2ページ)

美しいクーペスタイルが魅力的なSUV!

 アウディのSUVモデルとして人気の高い「Qシリーズ」に、プレミアムミッドサイズSUVとして、新モデルのQ5 SportbackとスポーツモデルのSQ5 Sportbackが加わった。

 アウディA5 SportbackやA7 Sportbackで定評ある流麗なルーフデザインをSUVモデルにも展開したもので、e-tron SportbackやQ3 Sportbackに続き、SUVでは3番目のSportback(スポーツバック)モデルとなる。

 エクステリアはAudi Q5のデザインコンセプトを踏襲しながらも、シングルフレームグリルやルーフ、前後バンパーなどを専用デザインとすることでSportbackならではのスタイリングを実現。新型Q5と同様に、グレードは「advanced」「S line」の2種類を設定している。

 advancedはアウディQ8が採用しているグリッド形状のグリルにマットアルミルックの力強い垂直ラインを採用し、Q5の魅力を高めるオプションとして、マトリクスLEDヘッドライトや19インチアルミホイールなどを含むplusパッケージを設定。

 S lineではSportback専用のアルミニウムルックインサート付ハニカムメッシュグリルとなり、マトリクスLEDヘッドライトを標準装備している。前後のLEDライトにはダイナミックインディケーターを内蔵し、両グレードともにQ5に備わるルーフレールは未装着となる。これによりスポーティさを強調したという。

 新装備としては、後続車へのアラート機能をもつマトリクスOLEDリヤライトをQ5 Sportback 40 TDI 1st editionとSQ 5 Sportbackに標準装備。これは、停車中に後続車が2m以内に近づくと超音波センサーが探知し、リヤOLEDライトがすべてのセグメントを点灯させて、後続車のドライバーに注意を促すというもので、自車のみならず、他車からの貰い事故軽減に効果が期待できる画期的な装備だ。

 ボディサイズはQ5と比べて、全長+15mm、全高−5mm、全幅は同寸で、クーペスタイリングにも拘わらず、リヤ席の居住空間の減少はほぼないとしている。また、ラゲッジスペースの容量もQ5の520リットル/1520リットル(リヤシートを畳んだ場合)に対して510リットル/1480リットルとほとんど同じだ。

 インテリアに関しては、今春モデルチェンジしたQ5と同様に最新のインフォテインメントシステムMIB3を採用。10.1インチにサイズアップしたセンタースクリーンはタッチパネル式となり操作性の向上を図るとともに、よりシンプルでクリーンなコクピットデザインとなっている。ネットワーク接続は、物理的なSIMカードではなく、eSIMを用いる。

 また、シート素材はadvancedはスタンダード仕様、S lineはマイクロファイバースエードのダイナミカ(Dinamica)とレザーのコンビネーションだ。さらにadvancedには、ドアアームレストやセンターコンソールにアーティフィシャルレザーを採用しており、リヤシートヒーターなどを装備したラグジュアリーパッケージの設定もある。

 パワートレインは、2リッター直列4気筒直噴ターボディーゼルエンジン(TDI)にベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を採用。効率を高めたAWDクラッチ付quattro四輪駆動システムと、7速Sトロニックトランスミッションという組み合わせ。

 このquattro四輪駆動システムは、4WD走行を不要と判断したときには、AWDクラッチによりプロペラシャフトと、リヤデファレンシャル内のデカップリングクラッチにより、リヤドライブシャフトをそれぞれ切り離す仕組みを取り入れ、前輪のみを駆動させることもできる。またBASにより、コースティング(惰力走行)時にはエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制するという燃費にも配慮したシステムが取り入れられているのが魅力だ。


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