科学的? オカルト? メーカーが本気で採用するモノもある「不思議チューン」グッズたち (1/2ページ)

メーカーから登場した「正統派チューン」も!

 夏といえば怪談の季節。21世紀になっても、世の中には科学では説明しきれない摩訶不思議なことがまだまだあるのは否定できない。

 優秀なエンジニアが最先端の自動車工学に基づいて作り出すクルマの場合、オカルト的なものとは無縁な気もするが、効果と根拠がイマイチ理解出来ない! という製品はいくつかある。

 その代表的なものをいくつかピックアップしてみよう。

エアロスタビライジングフィン

 トヨタの86やハイエース、アクアやプリウスのヘッドライトやテールランプ、ドアミラーやアンダーカバー等に設けられた小さな突起状のエアロパーツ。

 F1で蓄積された空力技術を結実させたフィンによって、気流に小さな渦を発生させて車体を左右から押さえつけ、操縦安定性を確保するという触れ込みだ。

 大海原を時速100km以上のスピードで泳ぎまくる「カジキ」のプロポーションにヒントを得て、カジキの胴幅÷体長の比率=0.14を模したフィンを」をボディ側面前後の適切な位置に複数装着することで、操安性の向上が見られたとのこと。

 ボディの側面などに突起を設けて乱気流を発生させ、全体的な空気抵抗をよくする「乱流翼」は、「タービュレーター」「ボルテックスジェネレーター」と呼ばれレーシングカーでもおなじみの空力アイテム。

 エアロスタビライジングフィンもこうした「乱流翼」の一種であり、モノは小さくても効果は折り紙付きといっていい。

アルミテープチューン(トヨタ純正 テープ モールディング)

 バンパーなどに貼るだけで、クルマの操縦安定性やバランスを向上させるアルミテープチューン。ある意味これぞ「正統派 オカルトチューン」といえるシロモノだが、あのトヨタが効果を認め、ノア&ヴォクシー、プロボックス、サクシード、86などにも正式採用にも採用して大いに話題になった。

 怪しいアフターパーツメーカーの製品ならともかく、世界のトヨタが純正採用したとなるとオカルト度はグーンと低くなる。

 このアルミテープは導電性テープで、樹脂のバンパーなどに貼ると、空気とふれあう部分の帯電が起こり難くなり、空気の剥離領域が小さくなって、ボディに沿ってきれいに空気が流れるようになるという。

 試した人によると、60km/hぐらいから違いが現れ、風切り音が小さくなったり、直進性がよくなったり、走りがなめらかになったと感じられたとのこと。

 一見怪しいグッズだが、信憑性は意外に高い!? 一枚500円程度で購入できるので、気になる人は試してみてはどうだろうか。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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