未塗装で鉄板剥き出しの外装が斬新! ポール・スミスとのコラボによるたった1台のMINI (1/2ページ)

新世代MINIでも人気コラボが復活

 ポール・スミス×MINIといえば、クラシックMINIの時代にもあったコラボで、それは鉄板の人気モデルだったが、この度、新世代のMINIにおいても、たった1台のカスタムメイド車両ではあるが、ポール・スミス×MINIのコラボが実現。MINI STRIPとしてロンドンで公開された。

 MINI STRIPは、2020年11月に発表されたMINIとポール・スミスのコラボレーションによって共同製作されたモデルで、自動車メーカーが直面する持続可能性の問題に対する革新的なアプローチにスポットライトが当てられている。

 設計プロセスでは、3ドアのMINIクーパーSEを完全に分解し、本質的な構造にまで削ぎ落とすことから始まり、サステナブルを前面に押し出しながら、ポール・スミスが絶対に必要だと考える要素のみを定義・実装・配置された。

 エクステリアは、素材感を大切にするため、ボディに塗装を施さず、腐食防止のための透明な薄いフィルムを貼っただけの未完成な状態となっている。亜鉛メッキ鋼板には、工場での研削痕をあえてそのまま残し、この車両が機能的な商品であり、日常生活に欠かせない頑丈なパートナーであることを表現した。

 MINI特有のブラックベルトの一部は再生プラスチックから3Dプリントされたものであり、外観から見えるアドオンパーツのボルトは、解体が簡単で耐用年数が過ぎた後も原材料としてリサイクルできるようになっていることを表現している。

 MINI STRIPのラジエターグリルとホイールカバーは、電気自動車の特徴である空気抵抗の低減に役立ち、理論上の航続距離を向上させている。グリルカバーとホイールのエアロプレートには、再生プレキスガラスが使用されており、軽量化と省資源を実現した。再生プレキシガラスはパノラマサンルーフにも使用されており、大部分が剥き出しのままになっているボディシェルの内部を見ることを可能にしている。


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