ファンなら住みたい! スバル町にダイハツ町など「自動車メーカー名」が付けられた4つの地名 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本には自動車のメーカー名が町名になっている町がある

■ダイハツ町は居住者4名、トヨタ町は居住者797人、スバル町は居住者0名

■バイクメーカーのカワサキに由来する川崎町は全国に4ヵ所存在

メーカ名だけに留まらず街にまでなったメーカーを紹介!

 日本の自動車メーカーは社名には創業者の名前に由来しているものが多い。

 ホンダは本田宗一郎氏であるし、トヨタは豊田家が興したもので現在の社長は豊田章男氏だ。そのほかマツダ(松田)、スズキ(鈴木)、ヤマハ(山葉)、カワサキ(川崎)も創業者の苗字にちなんで名付けられた。

 逆に、地名に由来しているのは日野自動車(東京都日野市)といすゞ(伊勢神宮・五十鈴川)くらいのものだろうか。大阪発動機という愛称が元になっているダイハツも地名と言えば地名由来かもしれない。

1)ダイハツ町

 そんなダイハツの本社は大阪府池田市ダイハツ町にあることでも知られている。

 カタカナ表記であることからもわかるように、これは自動車メーカーとしてのダイハツありきの地名で、ダイハツ町が生まれたのは1961年。ダイハツ工業としての歴史は1907年にスタートしているので、地名のほうがずいぶんと若い。

 もっともダイハツ町が生まれたきっかけは、現在の場所(ダイハツ町)に本社を移転したことであり、基本的にダイハツ工業の敷地をダイハツ町として命名している。わかりやすいシンボルとしての地名命名というわけだ。なお池田市の発表によるとダイハツ町に住んでいるのは男性2名、女性2名の計4名・2世帯となっている。

2)トヨタ町

 それより古いのが愛知県豊田市トヨタ町だ。トヨタ自動車の本社と本社工場があるエリアがトヨタ町として整備されたのは1959年。その面積は、豊田市が公表しているデータによると174.4ヘクタール。人口は男性447名、女性350名で14歳以下の子どもは住んでいない(2019年7月)。

 住民の大半がトヨタの独身寮に住んでいるといわれているが、総世帯数が796世帯という数字も、それを証明している。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
趣味
モトブログを作ること
好きな有名人
菅麻貴子(作詞家)

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