多くの人がノーチェックで購入して後悔! 新車で「絶対確認すべき」細かいポイント8つ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■新車を買ったら意外と気にしてない場所があとでウィークポイントになりがち

■買い換える前のクルマにあった装備が次に買うクルマにもあるか要確認

■給油や洗車のこともまで念頭に置いておくと失敗しずらい

よく使う機能は必ず使用感を確認しておきたい

 クルマの購入は、人生において家の次に高い買い物だと言われていますね。買ってから後悔したくないと思うのは、誰しも同じです。そのために、何度も実車を見てチェックしたり、クチコミや記事で情報を集めたり、慎重に検討してから買う人がほとんどだと思います。でもそれでも、「欲しい」という気持ちや「高い買い物をする」という高揚感で、目がハートになっているところもあるのでしょう。なぜか、購入後に「え? こんなだったっけ?」と不便や不満に思うところが出てきてしまうものなのです。今回はそんな、購入時に多くの人が見落としがちな、あとで不便に気付くポイントをご紹介したいと思います。

1)ドリンクホルダーの形状と位置

 1つ目は、ドリンクホルダーの位置や形状です。最近の新型車は600mlなどの大きめのペットボトルや、マイボトル、紙パック飲料などまで対応するものも増えていますが、自分がいつも車内に持ち込むものが、スッキリと収まりやすく取り出しやすいかどうか。これはやっぱり事前にチェックしてみないとわかりません。

 軽自動車に多い、プッシュして飛び出してくるタイプのドリンクホルダーは、隙間が空いているので小物入れなどに使えないのが不便と感じることもあります。また、運転席と助手席の間に配置されているドリンクホルダーの場合、縦並びか横並びかでも使いやすさが変わります。

 一般的には、縦並びだとどちら席の飲み物かがわかりにくかったり、シフトレバーを操作する時に邪魔になりやすいこともあって、横並びの方が使いやすいとされています。

2)スマートフォン置き場

 2つ目は、今や必需品であるスマートフォンの置き場所が確保されているかどうか。そしてその近くにUSBが設置されていることが理想的です。スマホはiPhoneのPro Maxサイズだと、なかなかちゃんと置ける場所がないことが多いので要チェック。

 USBもセンターパネルに設置されていることが多いですが、中にはコンソールボックスの中に設置されていて、ケーブルをさしてスマホを使おうとするとボックスの蓋が閉まらないなど、ちょっと残念なタイプもあるので確認することをオススメします。

3)全窓がオート機能付きパワーウインドウかどうか

 3つ目は、最近はパワーウインドウが普通ですが、その開き方に注意。全窓がワンタッチ開閉機能が付いているクルマも出てきている中、いまだに運転席の窓しかワンタッチ開閉ができない車種もあります。

 以前の愛車に付いていたのなら、新車にしてそれが使えなくなると余計に不便さを感じますので、チェックしましょう。さらに、後席の窓がめいっぱい開かない車種もあり、子供が外の景色を見たいのに3分の2しか開かなくてガッカリした、なんて声もありますので要確認です。

4)ドアの内グリップ

 4つ目は、ドア内側のグリップのところ。国産車の多くは、ここが小さな収納ポケットの役割を兼ねていて、リップクリームやガム、キーなどを入れるのにちょうど使いやすいのですが、なかにはそうなっておらず、しっかり指を入れて握るタイプのグリップになっている車種もあります。

 とくに輸入車はグリップタイプが多いです。ここに小物を入れる癖が付いている人は、なくなるとかなり不便に感じるので注意してくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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