普通のクルマは4~6年でモデルチェンジなのに10年以上もザラ! スポーツカーが長寿にならざるを得ないワケ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■スポーツカーはモデルライフが長いことが多い

■その理由のひとつに人気が長続きすることがある

■自動車メーカーの技術力やブランド力を象徴する存在であるということも大きい

デビューから14年たった日産GT-Rもいまだに人気が高い

 スポーツカーはモデルライフが長い。その理由として挙げられるのは、人気が長続きすること。

 たとえば日産GT-Rはデビューから14年にもなるというのにいまだに人気が高く、最新の限定車は台数が100台と少ないとはいえ27倍以上もの応募が殺到するほどだ。

 モデルごとの根強いファンが多く、時代の流行にそれほど左右されないので、4年程度で刷新する必要性がない。重視すべきはスタイリングと走行性能であり、燃費や実用性など割り切れる部分が多いのも延命させやすいポイントに。ポルシェ911など、世代が変わっても基本的なデザインが刷新されることがなく(ファンが許さない)、つねに継承されることにより年月が経っても古くさく感じにくいクルマもある。

 走行性能については、開発段階から将来的なバージョンアップを前提とした潜在性能が与えられる場合が多い。とりわけ専用開発とされるパワートレインは開発の初期段階からかなりの余裕が与えられるので、年次改良とマイナーチェンジで商品性をリフレッシュしやすく、競合車への対抗措置が取りやすいこともある。


マリオ高野 MARIO TAKANO

SUBARU BRZ GT300公式応援団長(2013年~)

愛車
初代インプレッサWRX(新車から28年目)/先代インプレッサG4 1.6i 5速MT(新車から8年目)/新型BRZ Rグレード 6速MT
趣味
茶道(裏千家)、熱帯魚飼育(キャリア40年)、筋トレ(デッドリフトMAX200kg)
好きな有名人
長渕 剛 、清原和博

新着情報