オラオラ顔は販売台数もオラオラ状態! 男が惚れる「イカツ系イケメン」車は2022年も増加中だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■オラオラ顔とそうでないモデルでは販売台数で大きな差がついている

■新車の多くはオラオラした雰囲気の”イカツ系”で登場するケースが増えてきた

■顔の仕様でクルマの雰囲気が大きく変わるので購入前によく検討することが大切だ

賛否は多くともやっぱり「イカツイ」系は人気が高い

 このところ、クルマの顔は「イカツ系」流行りだ。以前から、ボックス型ミニバンの顔にビレットグリル風デザインが取り入れられて人気を博してきたが、たとえば、先代ノア&ヴォクシーを例に挙げれば、穏やかなノアの顔に対して、ヴォクシーはイカツいワルな顔つきで勝負。中身はまったく同じなのに、2021年度の新車販売台数では、トヨタ・ヴォクシーが9位の7万85台、ノアが18位の4万4211台と大きな差が付いている。

 かつては人気で上まわっていたトヨタ・ヴェルファイアにしても、2017年12月のマイナーチェンジでアルファードの顔つきがより変更幅の大きい、高級感と迫力を増したものとなって以降、アルファード人気が爆発した経緯がある(2021年度はアルファード4位、9万5049台、モノグレードになったヴェルファイアは50位以下)。

 では、現在、新車で買えるクルマのなかで、イカツ系にして男が惚れるようなイケメン顔のクルマを探してみたい。最初に言っておくと、そうした顔は、初めて見た時に強面すぎて多少の抵抗があるものの、次第にいい男に見えてくるタイプの男に似ていたりする。俳優の哀川 翔さん、ギタリストの布袋寅泰さんなんかがそうではないか。また、ルームミラーに映し出されると思わずレーンを開けてしまいたくなる「圧」はあっても、決してワル顔(デザイン性としても)ではないところがポイントだ。

 その筆頭、かつ、最新の1台が、三菱アウトランダーだ。デリカD:5、最新のエクリプスクロスとも共通するダイナミックシールドを新世代化。アプローチアングルを先代の19.5度から18.3度に後退させてまで採用した、フードを高めた迫力と厚みあるフロントデザインが圧巻。

 最初はギラギラした顔の印象があるかもしれないが、三菱のフラッグシップモデルとしての堂々たる存在感をいかんなく発散しているではないか。まさに男が惚れる、イカツ系のイケメン顔であり、その顔にシビレて契約書にサインしたユーザーも多いのではないか。

 もちろん、その流れにある三菱デリカD:5、エクリプスクロスのダイナミックシールド顔も、今ではなかなかのイカツ系イケメン顔に見えてきたりする。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

新着情報