書き入れ時の3月なのに新車販売はボロボロ! 従業員のコロナ感染にウクライナ情勢に部品供給の遅れと「問題だらけ」の現状 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■2022年3月単月の新車販売台数が発表となった

■本来3月は年間でもっとも新車が売れる時期だが、2022年は不調だった

■考えられる理由について解説する

いまなお深刻な納期遅延が続いている

 日本自動車販売協会連合会(自販連)から登録車、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)から軽自動車、それぞれの2022年3月単月の新車販売台数が発表となった。自販連によると登録乗用車の新車販売台数は28万4544台(前年同期比86.4%)、全軽自協によると軽四輪乗用車の販売台数は14万1849台(前年同期比78.3%)となっている。

 このような結果となったのが、単に「新車が売れなかった」ということではないのは皆さんもすでにご承知のとおり。すべての新車とは言わないまでも、いまだに深刻な納期遅延が続いている。オミクロン株の感染爆発により、従業員自体の感染や濃厚接触者となることが多発したことによる工場稼働への悪影響、サプライチェーンの混乱による部品の供給遅延などが依然として収束を見せないのがその原因。さらに今後はロシアのウクライナ侵攻も影響してきそうなので、事態が好転することはまず期待できないだろう。

 タイでも新車の納期遅延が問題となっているのだが、日本車に比べると中国車は状況がそれほど悪くないとのこと。部品供給が中国国内で完結しているのがその大きな理由とのことである。しかし、報道にあるように、いま中国では広範囲に再びパンデミックが起こっているので、今後の行方は少々不透明ともいえるだろう。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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