「値段から車重からパワーまで」発売前から予想合戦の嵐! かつて自動車雑誌が追いかけまくったクルマ5台 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■自動車メディアが注目したクルマを振り返る

■注目の割に実車がパッとしなかったモデルもあった

■雑誌の発行部数が増えたり、2年に1度の東京モーターショーが大いに盛り上がった

自動車メディアが大注目したクルマを振り返る

 自動車メディアの形態は時代によって変遷していて、最近は雑誌に加えてネットにも力が入れられている。その昔は雑誌しかないこともあったし、各メーカーもスポーツカーを中心に続々と新車を発売しただけに、特集記事を中心に大いに盛り上がったものだ。今回は1990年代以降で、こぞってメディアに取り上げられたクルマたちを紹介しよう。

日産ステージア

 スクープ的に流れてきたのが、日産が直6ターボを搭載したワゴンを出すという情報。しかもアテーサを積むということで、出てきたのがGT-Rワゴンというキーワード。もちろん第2世代のGT-Rが全盛だったこともあって、信憑性は高そうだった。

 これを記事にしたところ、販売部数も飛躍的に増えたほど。実際に発売されたのがステージアで、ツインターボではなく、シングルだったのは残念だった。その後、オーテックから260RSが出て、リアルGT-Rワゴンが現実になって、ここでも盛り上がった。

トヨタ・アルテッツァ

 1990年代はすでにFFが主流で、FRというのはホンの一部のスポーツカーしかなかった。そこにトヨタがFRのセダンを出すということで盛り上がった。注目したのはハチロクの復活ではないかという点で、実際に1998年に発売されたのがアルテッツァだった。

 フタを開けてみると、2リッターの直6も用意されていて面白かったものの、ハチロクとは違っていて、残念な感じもあった。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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