歌詞の意味なんてわからなくてもステアリングを握りたくなる! ドライブ欲がかき立てられる洋楽6選 (1/2ページ)

この記事をまとめると

耳にするとドライブに出かけたくなるような曲がある

■歌詞にクルマが入っている、CMで使われていたなど理由はさまざま

■今回は洋楽から6曲を紹介する

思わずステアリングを握りたくなる!

 テレビやラジオからふいに流れてきたり、街角でふと耳にすると、なぜか「ドライブ行きたいな〜!」と思う歌って、ありますよね。クルマのCMで使われていて、そのイメージが残っていたり、歌詞にドライブやクルマ、バイクが出てくるからかもしれません。今回はそんな、聴くとドライブに行きたくなる洋楽を集めてみました。

 1曲目は、軽やかなタンバリンのリズムと、冒頭からの「アアー、アアー、アーアアーアー♪」に思わず口ずさんでしまう、メッセンジャーズの『気になる女の子』。1962年からアメリカで活躍したポップロックバンドで、日本では1971年にこの曲がリリースされています。もう、50年以上も前の曲だなんて信じられないくらい、耳馴染みがいいですよね。いろんなジャンルのCMに起用されており、クルマではスズキ・ハスラーのCM曲。元気いっぱいな「遊べる軽」のイメージにピッタリですね。歌詞の中では、思春期の男の子が背伸びしたい女の子について想像しているような、ちょっと甘酸っぱい感じの世界観なのですが、「自由になりたい」「どこかへ行きたい」というようなイメージも浮かんできて、とってもテンションが上がる曲です。

 2曲目は、「君を愛するために生まれてきた」という冒頭からすでに引き込まれてしまう名曲、クイーンの『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』。スバル・インプレッサのCM曲ですが、もうそれこそビールやカップ麺、化粧品などあらゆるジャンルのCMやテレビドラマなどに起用されており、ふと耳にする機会も多い曲です。もともとは、イギリスのロックバンド、クィーンのボーカルだったフレディ・マーキュリーが1985年に発表したのですが、1991年にフレディが他界し、その後メンバーが1995年リリースのアルバムにニューアレンジ版を収録しています。歌詞はとてもロマンチックですが、曲の疾走感がクルマで駆け抜ける爽快感とリンクするところがあるので、ドライブにピッタリなのではないでしょうか。

 3曲目は、惜しまれつつ生産終了してしまったホンダ・オデッセイのCMに起用されて、「ドライブで聴きたい」とSNSなどで話題となった、ジョージ・エズラの『shotgun』。イギリスの若手シンガーソングライターとして、全世界で8億以上のストリーミングを記録した大ヒット曲です。タイトルが「ショットガン」なので、ちょっと衝撃的な内容なのかな? と誤解してしまいそうですが、これは英語のスラングで「クルマの助手席」という意味なんです。歌詞のモチーフとなっているのは、かつてジョージが旅行で訪れたオーストラリアで、歌詞の中の「黄色と緑に囲まれ、時間はあっという間に過ぎる」の黄色と緑がじつは、オーストラリアのナショナルカラーを表しているのだとか。そんな、オーストラリアのような雄大な自然の中をドライブするときにも、ぜひ聴きたい1曲ですね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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