「I」や「O」は使用されない! 最近見かける「アルファベット」入りのナンバープレートって何?

この記事をまとめると

■ナンバープレートに表記されている「アルファベット」の意味について解説

■昔から「Y」や「E」といった表記は米軍関係者向けナンバーとして使われていた

■最近は希望ナンバーで取得されやすい数字に「A」や「K」といった文字が導入されている

「I」や「O」は使用されない!

 公道を走行する車両であればすべての車両に装着されているナンバープレート。そこに表記されている文字といえば登録地を表す地名や区分を表すひらがな1文字、そして分類番号やナンバーそのものを表す数字が使われているというのが一般的なイメージだろう。

 ただ最近ではこのナンバープレートにアルファベットを使用したものを見かける機会が増えてきた。はたして数字ではなくアルファベットを掲げたナンバープレートというのはどんなものでどんな意味をもっているのだろうか?

 まず通常ひらがなが記載される部分がアルファベットとなっている車両については、駐留軍人のユーザーが所有している車両について与えられるものであり、よく知られるところでは駐留軍人の私用車に与えられる「Y」や「E」、「A」などが有名なところだろう。

 それ以外のアルファベットというと、分類番号に最近アルファベットが使用されるようになってきている。分類番号とはクルマの種別や用途別に与えられるもので、小型自動車であれば「500」、小型商用車であれば「400」などとなっているものだ。

 最近ではここにもアルファベットが使用されるようになってきているが、その理由は希望番号制度によって特定の番号に人気が集中し、すべての数字が払い出されてしまったという単純な理由となっている。

 そのため、分類番号でアルファベットが使用されるのは一の位、もしくは十の位となっており、分類を表す百の位は従来どおり数字のみとなっている。

 ちなみに分類番号で使用されるアルファベットは普通車で「A・C・F・H・K・L・M・P・X・Y」の10文字、軽自動車では「P・X・Y」のみとなっており、数字と混同しやすい「I」や「O」などが省かれたものとなっている。

 ちなみにこれはあくまで人気の集中した希望ナンバーに限った話であり、同じタイミングでナンバーを取得しても希望ナンバーでない場合やそこまで払い出しが集中していない数字についてはアルファベットは入らないので、狙ったアルファベットを取得するのはなかなか難しいことになるだろう。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
好きな有名人
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