今年のクルマに輝くのは!? 最終確認を行う「10ベストカー試乗会」に潜入した (1/2ページ)

この記事をまとめると

■2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカー試乗会が開催

■当日の会場の様子をリポート

■最終結果は12月8日(木)に発表される

2022年を代表するクルマが勢揃い

 11月24日。千葉県にある袖ケ浦フォレストレースウェイで日本カー・オブ・ザ・イヤーの最終選考試乗会が行われました。当日の会場の様子をリポートするとともに、日本カー・オブ・ザ・イヤーについて改めて紹介していきます。今年の「年クルマ」は一体どのモデルに!?

日本カー・オブ・ザ・イヤーとは?

 1980年から行われている日本カー・オブ・ザ・イヤー。その年に販売されたクルマのなかからもっとも優秀なクルマを決め、選ばれたクルマには「日本カー・オブ・ザ・イヤー」のタイトルを与えるというもの。タイトルを与えることで、その自動車の開発、製造事業者を称え、更なる性能・品質・安全の向上を促すと共に業界の発展と地球環境保護や交通安全に寄与することを目的としています。選考方法は以下のとおり。

一次選考

 60名の選考委員が最終選考に進む10車種を選考。選考委員は無報酬。投票数上位10台を最終選考の候補車(10ベストカー)とする。

二次選考

 二次選考では、各選考委員が持ち点である25点を10台の中から5台に配点。その中からもっとも評価するクルマに対しては必ず10点を与える。残りの4台に、9点を上限として残りの15点を振り分け、もっとも獲得点数の多いクルマがその年の日本・カー・オブ・ザ・イヤーに輝きます。

 なお、日本車が日本・カー・オブ・ザ・イヤーに選出された場合は、ノミネートされた輸入車のなかからもっとも得点が高かったクルマにインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが与えられます。そのほかにもデザインが優れたクルマに贈られるデザイン・カー・オブ・ザ・イヤー。革新的な技術を備えたクルマに贈られるテクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー。感動的なドライブフィールのクルマにパフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー。そして軽自動車のみ対象となるK CAR オブ・ザ・イヤーがそれぞれ用意されています。

 今年10ベストカーに選ばれたのは以下の11台。今年は10位にランクインした車種が2台同票だったため、11台が10ベストとして残ることとなりました。それぞれを簡単に紹介していきましょう。

スズキ・アルト

 2021年12月にフルモデルチェンジが行われ9代目になったアルト。親しみやすさを重視したデザインとスズキ最新のパワーユニット&プラットホームが組み合わせられたモデルで、性能を大きく引き上げられた歴史あるベーシックモデルです。

トヨタ・クラウン

 今年7月に発表された現行モデルで16代目となったクラウンは、トヨタ車のなかでも歴史が長いモデル。現行モデルは、これまでのFRセダンというパッケージからFFベースの電気式4WD(E-Four)になり、ボディもクロスオーバーという新たなスタイルになって、大きな変化で話題となりました。

日産エクストレイル

 2022年7月にフルモデルチェンジし4代目となったエクストレイル。エクストレイルらしいタフな要素に上質さが追及されたモデルへと進化。メカニズムも可変圧縮エンジン、VCターボを搭載した最新のe-POWERや新世代4WDシステムのe-4ORCEなどを採用し、大きく進化しました。

日産サクラ/三菱eKクロス EV

 2022年6月に発売が開始されたサクラとeKクロスEV。日産と三菱の共同開発で誕生したこのモデルは軽乗用車の電気自動車ということで、軽自動車の新たな形として注目を浴びました。軽乗用車×電気自動車の組み合わせはもちろん、普通車にも負けない運転支援システムや質感の高さも魅力です。

日産フェアレディZ

 2022年初めの東京オートサロンで国内初公開となったフェアレディZ。大幅に進化した車体には新たに3リッターのV6ターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速MTと9速ATの2種類から選択可能となっていて、ドライビングを純粋に楽しめるハイパワーRWDスポーツとして注目を浴びたモデルです。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
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スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

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