ついに伝統の名車が生産終了! かつて隆盛を誇った「三菱ミラージュ」の歴代モデルを振り返る (1/2ページ)

この記事をまとめると

■三菱ミラージュは1978年3月にデビュー

■現在、公式ホームページ上で生産終了と表示されている

■そこで今回は歴代ミラージュを振り返る

公式HPに「生産中止」の文字が……

 三菱ミラージュの公式ホームページにて、生産終了の案内が出ていることがネット上で話題となっている。現行ミラージュはタイにて生産されたものが輸入され販売されている。今回の生産終了は日本市場向けについてのものらしく、アメリカの三菱自動車のウェブサイトには2023年モデル(ハッチバックと4ドアセダンのG4)が掲載されているので、少なくとも2023年上半期までは販売が継続されるようだ。

 メキシコでも本稿執筆時点では、G4がラインアップされているが、さらにダッジブランドへOEM(相手先ブランド供給)車として、G4ベースの“アティチュード”がラインアップされており、ダッジのグリルデザインを採用したG4はなかなかのものである。もちろん生産されているタイ市場でもハッチバックと、アトラージュ(4ドアセダン)がラインアップされている。日本向けモデルは生産終了となるようだが、まだしばらくは世界市場では販売が続くようである。

 初代ミラージュは1978年3月におもに対米輸出戦略車としてデビューしている。いまでこそ、レクサスなど高級ブランドも海外で広くよく売れる日本車だが、そのころ圧倒的に最大の輸出先だった北米市場では、“小排気量コンパクトモデル=燃費が良い=壊れにくい=日本車”としてよく売れていたこともあり、これが初代ミラージュが開発された背景にある。当時北米では、クライスラー(現ステランティスグループ)へもOEM(相手先ブランド供給)されており、ダッジ・コルト、プリマス・チャンプという初代ミラージュの兄弟車(三つ子車?)ともいえるモデルがラインアップされていた。

 そのボディスタイルも当時としては珍しいものであったが、操作系でもライトとワイパーについては、計器盤の左右に設けられたスイッチ(デビュー当初)で操作したり、なんといっても“スーパーシフト”という副変速機が設けられていたのが最大の特徴でもあった。

 1978年9月に5ドアハッチバック、そして1982年に4ドアセダンが追加設定されている。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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