クルマのチューニングの歴史が丸わかり! 50周年のHKSブースが胸熱だった【東京オートサロン 2023】 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■東京オートサロン2023のHKSブースの展示内容を紹介

■創立50周年で逸話のある過去のレースマシンや最新カスタム車両を2カ所に分けて展示

■今後は電動化に向けた新たなカスタムパーツの展開も視野に入れている

総合チューニングメーカーとしての歴史を凝縮したブース内容

 チューニングパーツメーカーとして有名な会社のひとつである「HKS」。今回の展示コンセプトは「Tune the Next」という改造する行為自体のその先を見据えることをテーマに、2カ所で展示が行われていた。しかも、周回コースをイメージしたブース展開という面白い趣向。順を追って紹介しよう。

 まず、HKSが手がけるチューニングパーツを装着したモデル4台を展示。

 登場したての日産フェアレディZのカスタム車両は、カーボンパーツを随所に使用して、エンジンのブーストアップもするなどのひと通りのチューンが行われている。

 また、GR86が2台展示されているが、白いGR86にはスーパーチャージャーが搭載されており、パワーとトルクを重視したチューニングを行っている。

 ちなみにボディキットのサイドパネルは、後半で紹介する筑波タイムアタック車両と同様のカスタムパーツを使用しており、空力面での実用性も兼ねたパーツだ。

 一方、黒いGR86はあえて自然吸気のままで、パワーだけではなくクルマとの一体感を重視したセットアップが施されている。どちらもコンプリートキットを世界限定3セット用意しており、白いGR86は350万円、黒いGR86は230万円。HKSの渾身のチューンを体感できるパッケージ内容となっている。

 さらには、アバルト595 コンペティツィオーネのカスタム車両も展示しており、国産車だけでなく輸入車も手がけることを強調していた。


新着情報