妊婦さんは即登録! 頼れる人が近くにいなくても安心の「マタニティタクシー」ってどんなサービス? (1/2ページ)

の記事をまとめると

■マタニティタクシーというサービスがある

■日本交通の「陣痛タクシー」から始まり、今では多くのタクシー会社で導入されている

■事前登録は無料で、通常の走行料金、迎車料金でOKというところがほとんど

日本交通「陣痛タクシー」の累計登録者数は31万897件!

 2023年、年頭の首相会見で「異次元の少子化対策」が掲げられました。それほどまでに、深刻な少子化によって日本の総人口は減少に歯止めがかからず、日本の将来が危ぶまれているという証明でもあるのですが、それだけに希少な妊婦さんたちを社会全体でいたわり、出産をより安心で快適なものにしようと、昔に比べると驚くほどのさまざまなサービスや制度が生まれています。近年はとくに、「ホテルのような設備や食事で、優雅な出産ができる」という産院も話題。産後にエステやアロママッサージなどが受けられたり、お寿司や懐石料理など、一流レストランもびっくりの食事が提供されるところもあるのだとか。

 そんななかで、今回は「いよいよ陣痛が!」というときに誰にも頼れない、産院までのアシがない、という時に助かるサービス、「マタニティタクシー」をご紹介します。日頃から365日24時間、オペレーターによる配車の対応をしているタクシー会社ならではのサービスで、事前に名前、住所、電話番号、出産予定日や出産予定の産院などの情報を登録しておくと、陣痛がきた際にいつでも専用ダイヤルでタクシー会社につながり、すみやかに配車をしてくれるというものです。マタニティタクシーは破水に備えて防水シートが敷いてあり、もし汚してしまってもクリーニング費用などの請求がないので安心。担当のドライバーは万が一の事態に備えて、普通救命講習を受講しており、緊急時に備えて緊急対応マニュアルも会得しています。

 東京都内で初めて、マタニティタクシーの先駆けである「陣痛タクシー」を開始した日本交通では、2022年でサービス開始から10周年を迎え、累計登録者数は31万897件にのぼると発表しました。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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