金閣寺バリの金箔貼り! ハーレーを引っ張るハーレー! 異彩を放つ怪物トライクワールド

この記事をまとめると

■大阪オートメッセに二輪車をベースにした三輪車「トライク」を展示

■ハーレー・ダヴィッドソン神戸とディップカラーがタイアップしたカスタムモデルが展示

■ジャンクション・プロデュースではホンダ・ゴールドウィングをベースとしたモデルを展示

ド派手なトライクが参上!

 大阪オートメッセのようなカスタムカーの祭典で、定番の催しといえばキャンギャルの撮影会。だがトライクの前だと、やけに盛り上がっている気がする。おそらく、2輪にはない安定感と4輪にはない開放感が、その場で妙な一体感を作り出してくれるのだろうか?

 大阪オートメッセ2023で、ひときわ耳目を集めたトライクは、じつに対照的な2台だった。ひとつは2号館、ハーレーダビッドソン神戸とディップカラーがタイアップした、「トリ・グライド・ウルトラ」のカスタム仕様。1.9リッターエンジンの159Nmという太いトルクを生かして、同じくハーレーのブレイクアウト117を載せたトレーラーを引っ張る!

 というジオラマ的展示に、道行く人々の誰もがヤられてしまっていた。しかもボディパネルは、剥がせる塗料であるディップカラーのマットなブラックシルバーをまとい、ヘッドライトやウインカーがLEDに変更されたモダン仕様。トドメにクランクカバーなどのエンジンまわりやホイールはウレタン塗装のブルーをアクセントに、車載オーディオに合わせて同じブルーのLEDが明滅するという、マッスル仕様だけどクール、そんな仕上がりだったのだ。

 もう1台のトライクは対照的に、突き抜けるほどのド派手仕様で、6B館でジャンクション・プロデュースとのジョイント・ブースに展示された、ゴードン GL1800 トライク・タイプSL。ホンダのゴールドウイングを豪快にカスタムしたトライク仕様で、1.8リッターエンジンは最大トルク169Nmに最大出力は126馬力。なんとボディパネルは総金箔張りの、もはやご利益すらありそうな、超のつく豪華絢爛仕様なのだ。

 しかも大マジメな話、価格は約2100万円。リヤのテールランプの処理はどことなくレクサスを彷彿させる。ちなみに段々になったパイソン柄のシート&ステップは3段で、隣のサイドカー部分と合わせてなんと4人乗り。大容量のエア開閉式トランクも備わっていて、ゴルフクラブのバッグも積み込める。

 さらにトドメに驚くことなかれ、こちらのトライクは豪気なオーナーさんの個人車両が出展されているとか。もしかして人数的に収まれば、家族が許してくれるのなら、ファミリーカーにもなりそうだ!


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