トヨタ車に乗るなら話題のKINTOか残価設定ローンか! ライフスタイルによって「お得なほう」は異なる (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トヨタの個人向けカーリースのKINTOには人気モデルでも納車が早いというメリットがある

■KINTOの月額使用料よりも残価設定ローン(60回払い)のほうが月々の支払額は安い傾向にある

■KINTOには任意保険料やメンテナンス代も含まれており、一概にどちらがお得と断言はできない

KINTOでしか乗れないグレードの設定もある

 何かと話題になっている新型プリウスだが、KINTO(トヨタの個人向けカーリース)専用として、1.8リッターUグレードというものが設定されたことも話題のひとつ。

 しかし、Uグレード以外にもKINTOを利用する利点がある。走行性能で評判の高い2リッターエンジンベースのハイブリッドユニットを搭載するG及びZグレードは、新規受注停止を頻繁に繰り返すなど受注が集中しており、ディーラーで購入するとすでに納車まで1年半以上待つ覚悟は必要と案内する店頭も目立つが、その一方で、G及びZについてKINTOを利用すると、半年ほどで手元に実車が届く。これがKINTOを利用する最大の魅力ともいえる。

 それでは買い得感はどちらが高いのだろうか。リースでは集合住宅などで駐車場を借りている場合の月額駐車場料金やガソリン代を除けば、定期点検費用や税金などクルマにかかる費用すべてをコミコミにした月額リース料金を払うだけでお気に入りのクルマに乗ることができる。KINTOでは途中解約時の解約金のかからない「解約金フリープラン」というものがあるので、このプランのG及びZの料金プランとZで残価設定ローン(60回払い)を組んだ場合のプランを比較することにする。

 KINTOの解約金フリープランは3年リースしかない(再契約は別途手数料を払えば可能)。KINTOの解約金フリープランは申込金30万7230円が必要となり、申し込み金を払ったうえで月額利用料が5万4890円となる。一方で残価設定ローンを利用した場合はどうなるか試算を行った。ZグレードでKINTOの申し込み金相当の30万円を頭金として60回払いで試算すると、初回が5万7307円となり、以降月々5万2400円×58回、そして最終回、つまり残価相当額据置分が88万8000円となった。

 ただし、支払最終回分を車両本体価格で割った、つまり残価率相当を試算してみると、このプランでは24%となっている。あるトヨタ系ディーラーでは35%となっており、シミュレーションの残価率はやや低めなので、単純に新車時価格の35%とすると129万5000円。残りを単純に59で割ると約4万円となり、KINTOの月額利用料よりは、金利を加えても若干月々の残価設定ローン支払い額のほうが少なくなるようだ。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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