しまい方で「寿命」に差が出る! 来冬また履く「スタッドレスタイヤ」の保管方法の正解とは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いま多くの人がスタッドレスタイヤからサマータイヤに交換する時期

■保管方法はスタッドレスタイヤの寿命に影響する

■今回はスタッドレスタイヤの適切な保管方法を解説

タイヤやホイールについた汚れはしっかり洗い落としておきたい

 ご存じだろうか、4月8日は「タイヤの日」となっている。これは日本自動車タイヤ協会によって定められたもので、4月8日を4つの輪(8)になぞらえて決められたというものだ。

 さて、4月上旬といえば、雪国であってもスタッドレスタイヤからサマータイヤに交換するタイミングだろうか。それほど雪が降らない地域のユーザーであれば、とっくにタイヤ交換を済ませているかもしれない。

 スタッドレスタイヤをワンシーズンで履きつぶしているケースもあるだろうが、多くのユーザーはスタッドレスタイヤを複数年使っていることだろう。そうなると、外したタイヤを次の冬まで保管しておく必要がある。

 しかし、ただ仕舞っておけばいいというものではない。保管方法によってタイヤの寿命や性能に影響が出てくるのだ。

 基本となるのは仕舞っておく前にタイヤをきれいにしておくこと。タイヤだけを交換するケース、ホイールに組み込んだ状態でサマータイヤとスタッドレスタイヤを履きかえるケースのいずれにおいても、タイヤやホイールについた汚れはしっかりと洗い落としておきたい。

 汚れによってホイールがさびてしまうこともあるし、タイヤにカビが生えてしまうこともある。そうした影響は汚く見えるだけでなく、金属やゴムの劣化につながるからだ。専用クリーナーなどを使ってきれいに洗い、しっかり乾かしてからしまうようにしたい。

 あわせて、タイヤに何か刺さっていないかをチェックしたり、トレッドパターンに嚙みこんだ石を除去したり、タイヤのコンディションもチェックしておくといいだろう。


山本晋也 SHINYA YAMAMOTO

自動車コラムニスト

愛車
スズキ・エブリイバン(DA17V・4型)/ホンダCBR1000RR-R FIREBLADE SP(SC82)
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モトブログを作ること
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