トヨタ・ハリアーとレクサスNXを徹底比較! それぞれの特徴は? 中古車購入はおすすめ? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■国産プレミアムSUVとして人気のトヨタ・ハリアーとレクサスNX

■両車ともにGA-Kプラットフォームをベースに製造されている

■トヨタ・ハリアーとレクサスNXをさまざまな面から徹底比較

トヨタとレクサスのプレミアムSUVを徹底比較

 プレミアムSUVとしてサイズが近いハリアーとレクサスNX。ともに人気が高いモデルですが、見た目以外の違いをはっきりと説明できる人は少ないのでは。

 今回はハリアーとレクサスNXの違いや中古車相場など、徹底的に両車を比較していきましょう。

トヨタ・ハリアーとレクサスの関係は?

 ポルシェやアストンマーチンといったスポーツカーメーカーからロールスロイスやベントレーといった高級車メーカーまで、こぞってラインアップしているラグジュアリー・クロスオーバーSUV。

 ただ、それらの元祖といえば1997年に登場した初代ハリアーです。高級サルーンとSUVを融合させる新たなセグメントを構築しました。

 個性的なフォルムと新しい価値観を備えた初代は発売後、大ヒット。新たなプレミアムカーとして幅広い層から支持されていき、前述の通り世界中のメーカーが同クラスに参入していきます。

 また初代ハリアーは北米のレクサス店では「レクサスRX」として販売。初代RXも北米市場で大ヒットしレクサスブランドのイメージアップに貢献しました。

 その後、ハリアーは2代目、3代目とフルモデルチェンジされていき2020年に現行モデルとなる4代目が登場。

 一方、RXは2代目までハリアーのレクサス版として販売されていましたが、3代目からハリアーとは異なるオリジナルボディを採用。国内のレクサス店でも販売を開始しました。

トヨタ・ハリアーの特徴は?

 2020年にフルモデルチェンジで登場した4代目となる現行モデル。歴代モデル同様、スタイリッシュな都会派SUVとして進化しつつ、エクステリアはクーペシルエットを採用するなどスタイリッシュさや高級感を増しています。

 デザインだけでなく先進運転支援システムや燃費性能が向上。上級グレードには12.3インチ大型ディスプレイを採用するなど装備が充実しました。

 パワーユニットは2リッターガソリンエンジンと2.5リッター+モーターのハイブリッド、さらにプラグインハイブリッドを用意。ハイブリッド車は23.3km/L(WLTCモード)と優れた燃費性能を実現しています。

レクサスNXの特徴は?

 2014年、RXよりひとクラス下のSUVとして登場した初代NX。国内のインフラで使い勝手が良いボディサイズを備えたことや、レクサス車に共通するスタイリッシュなデザインを採用したことで世界的に大ヒット。レクサスブランドにおいて一番の売れ筋モデルになりました。

 現行モデルとなる2代目が登場したのは2021年。初代より全長と全幅を拡大し、ワイドなプロポーションを採用しつつ、新世代レクサスの第一弾として新たなフロントグリルを備えるなど、大きな進化を果たしています。

 また現行モデルはレクサス車初となるプラグインハイブリッド車をラインアップ。パワーユニットはその他、2.5リッター直4&2.4リッター直4ターボガソリンエンジンと、2.5リッター直4+モーターのハイブリッド車を用意しました。

トヨタ・ハリアーとレクサスNXの違いは?

ボディサイズ

 両車のボディサイズを比較してみましょう。

 まず、ハリアーですが全長4740mm、全幅1855mm、全高1660mm。さらにホイールベースは2690mmとなります。

 一方、レクサスNXは全長4660mm、全幅1865mm、全高1660mm、ホイールベースは2690mm。

 全高とホイールベースは両車ともに同じ数値ですが全長はハリアー、全幅はNXのほうが大きくなっています。

 ボディサイズ以外の違いを見ると、最低地上高はハリアーが190〜195mm、NXが185mm。最小回転半径はハリアーが5.5〜5.7m、NXが5.8mと同じホイールベースでありながら異なっているのが興味深いところです。

パワーユニット

 ハリアー、NXともパワーユニットはガソリンエンジン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドをラインアップ。ハイブリッドとプラグインハイブリッドは両車とも同じユニットを搭載していますが、ガソリンエンジンは異なります。

 ハリアーにはRAV4と同様のM20A-FKS型2リッター直4エンジンを搭載。最高出力171馬力、最大トルク21.1kgmを誇ります。

 一方、NXには2つのガソリンエンジンを用意。ひとつはA25A-FKS型2.5リッター直4。そして現行NXに初めて搭載された新開発のT24A-FTS型2.4リッター直4ターボエンジンもラインアップされました。

 低回転・高トルク特性を備える2.4リッターエンジンは最高出力279馬力を発揮。8速ATを組み合わせることで力強い動力性能をレスポンスの良い走りを実現しています。

デザイン

 現行ハリアーは初代から継続している「アーバンSUV」をテーマにデザインされています。

 ただし都市に似合うSUVを再定義し、スポーツカーのエッセンスを取り入れるなど先代からスタイリッシュに進化させながらハリアーらしさを組み込んだデザインとなりました。

 NXのデザインはレクサス車の特徴となるスピンドルグリルを備えていますが、そのグリルが先代と比べて面がフラットで直立した新たなデザインを採用。2021年に登場した現行NX以降、他のレクサス車も同様の新グリルデザインを備えています。

 エクステリアデザインを比較すると、ハリアーはクーペ的スタイル、NXはワイドプロポーションと同サイズのSUVながら違いを感じます。


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