歩道を激走! 高速でバック! 3車線に5台並び! まだまだカオスなアジアの驚きの運転マナーに感じる懐かしさ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■タイ・バンコクでスクーターが歩道を走っていた

■その他アジア圏の国を訪れた際も、運転マナーに驚かされたことがある

■各国で目にした光景について解説

渋滞を回避するためにまさかの行動に!

 筆者が2023年3月末にタイを訪れた時は、日本のような入国(日本人は再入国)時の新型コロナウイルス感染拡大による検疫(VISIT JAPANへの入力)措置が全面撤廃され(本稿執筆時点では日本も廃止予定)、コロナ禍前のような入国審査体制となっていて、日本以上にタイを訪れる外国人、とくに欧米人の多さに驚かされた。そんなタイでも街なかへ出ると、コロナ禍前の激しい交通渋滞を見かける機会が減っており、まだコロナ禍前に完全に戻っているとも言い切れない様子を見せている。

 それでも「旧市街」のような街並みの地区を歩いていると、そこには激しい渋滞が戻っていた。「なんかタイらしいなあ」と思いながら歩道を歩いていると、進行方向からスクーターが歩道を激走してきた。激しい渋滞に耐え切れず、歩道に乱入してくるスクーターがその後も後を絶たず、筆者はそれを警戒しながら歩道を慎重に歩くこととなった。

「微笑みの国」ともいわれるタイでは、余程のことがない限りクルマがクラクションを鳴らしている光景に遭遇したことはない。アジア圏は総じてアグレッシブな運転が多いのだが、目立ってスピードを上げて運転するといったこともない。ただ、そんなタイでもあまりにシビアな状況になると、今回のような「歩道走行」ということになるようだ。

 日本でも時おり夕方のニュースなどで、視聴者投稿としてバイクが歩道を走ったり、交差点の角にあるコンビニの駐車場を使った「ショートカット左折」などの映像が紹介されるので、運転マナーでは、海外のことをどうこう言えるほど、けっして良いといえるものでもなく、ある意味このようなマナーの悪さは日本も含めて「アジアあるある」といっていいのかもしれない。日本ではあまり見ることができないのだが、たとえば片側3車線の高速道路が渋滞になると路側帯も使って5台並ぶようなことも「アジアあるある」のひとつ。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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