いくら別の面白さがあるって言われても……エンスー慟哭! 電動車が普及したら失われるクルマの楽しみ3つ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■いまクルマの電動化が急速に進んでいる

■電動化によって楽しめなくなることを解説

■クルマ好きにとっては物足りなく感じることも多い

ギヤチェンジをする必要がなくなってしまう

 ハイブリッド車やBEVなど急速に進むクルマの電動化。ランニングコストも下がり、静粛性も向上するため世間的には電動化を歓迎するような雰囲気も感じ取れる。しかし、エンスーなクルマ好きからしてみると「つまらない」と感じる部分もあるだろう。今回はそんな電動化でなくなってしまうかもしれないクルマ好き特有の楽しみをピックアップしてみた。

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 まずはマニュアルトランスミッションを採用するモデルが減ることが挙げられるだろう。トヨタがオートサロンでマニュアルトランスミッションを搭載したBEV車などを発表したものの、基本的にBEVやハイブリッド車はオートマチックトランスミッションを採用している。BEVの場合、幅広いトルク特性と回転域を持つモーターのみで走行するため変速を必要としない。変速があったとしても2段や将来的にも3段といったところだろう(例:ポルシェ・タイカンなど)。マニュアルとかオートマとか以前に基本的にギヤチェンジが必要ないのだ。

 ハイブリッド車の場合、現在日本車で多く採用されているストロングハイブリッドやフルハイブリッドでは制御が複雑であるため、人間の意思で変速するマニュアルトランスミッションの採用は難しい。マイルドハイブリッドであればそうでもないと言えるが、燃費性能などを考えてもハイブリッドの主役はマイルドハイブリッドではない。電動化が進めば進むほどマニュアルトランスミッションは採用が難しくなってしまうのだ。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

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