世界初公開されたばかりの新型レンジローバースポーツ「SV」を最速で日本導入! 2024年モデルとして限定車「エディションワン」がやってくる (1/2ページ)

この記事をまとめると

ランドローバー・レンジローバースポーツ SVが世界初公開された

■生産初年度のSVは限定モデル「エディションワン」として販売される

■日本市場に導入されるレンジローバースポーツの2024年モデル概要もあわせて紹介

究極のスポーツ性能を体感できるラグジュアリーSUVが登場

 高級SUVの先駆けとして有名なレンジローバーを擁するイギリスの自動車メーカーのランドローバー。リリースするすべてのモデルがSUVという同社は、贅を尽くしたレンジローバーを筆頭に、コンパクトなものから本格的なオフロード性能を有したものまで、バリエーションに富んだラインアップを誇っている。なかでもレンジローバースポーツは、レンジローバーとは一線を画するスポーツモデルであり、精悍なスタイリングとスポーツカーにも引けを取らないパフォーマンスが魅力となっている。

 そんなレンジローバースポーツに、歴代最強モデルとなる「SV」がイギリス本国で発表された。

 この「SV」という名称は、ジャガー・ランドローバーのスペシャルモデルを製作する部門「SVO(スペシャル・ビークル・オペレーションズ)」が手がけたモデルに与えられるもので、レンジローバースポーツのハイパフォーマンスモデルに相応しい精悍なデザインと圧倒的な走行性能を実現している。

 エクステリアは、フロントエンドやボディサイド下部の形状を改良したことからも、エアフローを極限まで追求したことが分かる。カーボンファイバーを使用したフロントバンパーブレード、グリルサラウンド、ボンネットベント、サイドベント、ボンネットもカーボンファイバーに変更。これらはすべて高いパフォーマンスを実現すべく軽量化を目指す過程で採用されたものだ。

 また、4本出しになったテールパイプフィニッシャーが、このクルマのただならぬパフォーマンスを予感させる。

 注目のパワートレインは4.4リッターV8ツインターボエンジンにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせて、最高出力635馬力、最大トルク750Nmを発揮する(欧州仕様値)。この数値は先代レンジローバースポーツ SVRと比較して、60馬力、50Nmの性能向上が図られていることになる。

 この強大なパワーを受け止める足まわりもSVOによって手が加えられた。ジオメトリーと整合性を見直した新たなリヤ・サブフレームやサスペンションリンクなどを専用品に変更したほか、電動制御パワーアシストステアリングラックのチューニングで、俊敏性とステアリングフィールも向上した。

 パフォーマンスにあわせてタイヤもサイズアップ。フロントは285mm幅、リヤは305mm幅のミシュラン製パイロットスポーツオールシーズン4タイヤを標準装着し、グリップ、安定性、トラクションを強化した。

 さらに、世界初となる「6Dダイナミクスサスペンションシステム」を採用。これは油圧連動式ダンパーとエアスプリング、ピッチコントロールを統制制御する機構で、ドライブモードに応じてダンパーの減衰力と車高を変化させる。コーナリングや加速時のピッチやロールを抑えて車体をほぼ水平に保つ。

 ステアリングホイールには「SVモード」ボタンを装備。これを押すと車高をさらに15mm下げた上、ステアリングの応答性やトランスミッションの変速タイミング、スロットルレスポンス、6Dダイナミクスサスペンションシステムがもっともハードな設定となり、ダイナミックなドライビング体験を提供してくれる。

 レンジローバースポーツ SVには、オプションでカーボンセラミックブレーキを設定。これは、鋳鉄製ブレーキディスクよりも高温耐性が高く長寿命でバネ下重量を合計34kgも削減する。

 どちらのブレーキを選択しても、キャリパーはSV専用に開発されたブレンボ製となり、イエロー、レッド、カーボンブロンズ、ブラックの4色から好みの色を選択することができる。

 また、量産車初となる23インチのカーボンファイバーホイールもオプション設定された。鋳造アロイホイールに比べて1本あたり約9kg(合計35.6kg)軽量になっており、軽快なハンドリングの実現に貢献している。


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