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じつは事故の多い「高速料金所」! カオスな「ゲート前後」でやってはいけないこととは

じつは事故の多い「高速料金所」! カオスな「ゲート前後」でやってはいけないこととは

カードの入れ忘れや警告が出ても慌てて車線変更するのは危険!

 たとえば首都高速道路から、東名道や常磐道、関越道などに入るところでは、いきなり目の前が開けて、5つも6つものゲートが並んでいます。運転に慣れていない人は「えっ、どこを目指せばいいの?」と、かなり戸惑ってしまうものですね。ヘタに進路を変えれば後続車とぶつかってしまうかもしれないし、かといってETCレーンへ行きたいのに、そのまま進むと一般レーンに入ってしまう! 右にも左にもクルマがいるし、後ろからもクルマは来るし、身動きとれない! とパニック状態のクルマも見かけます。今回はそんな、カオス状態の料金所をスムースに通過するため、守るべきマナーをご紹介したいと思います。

 はじめに、自分のクルマにETC車載器が装着されていて、ETCカードを挿入しているかどうか、しっかり把握しているでしょうか。大丈夫という人は、料金所で通過するゲートは「ETC」と表示があるレーンです。もし、ETC車載器があるのにETCカードが挿入されていない場合には、料金所の少し手前でピピピッと警告音が鳴ったり、「ETCレーンを通過できません」と警告がアナウンスされることが多くなりました。

 その場合は慌ててETCカードを入れようとするのは危険ですので、「一般」と表示のあるレーンに行き、係員にカードを挿入し忘れていたことを告げてETCカードを手渡すと、ETCレーンを通過したのと同じ手続きをしてもらえます。その後、レーンを通過したあとに待避所がある場合は、安全を確認してから停車してETCカードを挿入しましょう。

 そのほか、ETC車載器が装着されていないクルマの場合は、現金でもカードでの支払いでも、「一般」レーンを通過します。ここで注意したいのは、近年はETCの利用率が上がったこともあって、2〜3車線ある高速道路の場合、そのまままっすぐに料金所に進むと自然にETCレーンへと向かうような配置になっていることが多くなりました。そのため、一般ゲートを通過したいクルマは、安全を確認してから進路変更をしなければなりません。

 しかし料金所の手前というのは、少しでも空いているレーンに割り込もうとするクルマなど、あちこちで進路変更が起こって混乱しがち。近ごろはナビ画面に本物ソックリの料金所のイラストが表示され、ETCレーンがどこか、一般レーンがどこか、少し手前から判別できる場合も多くなっています。事前に自分が通過するべきゲートを確認して、必要ならば車線変更をしておき、周囲のクルマの進路を邪魔しないように配慮しながら進むのがマナーです。

 ここでやってはいけないのが、レーンに入る直前での車線変更。よく、ETCカードが入っていないことに直前で気づき、慌てて一般レーンに飛び込む人や、その逆をやる人もいますが、これは後続車にとても迷惑。もし後続車がいなくても、いったん入ったレーンからバックしてほかのレーンに入り直すのもルール違反です。間違いに気づいても、バックや無理な進路変更はせず、レーンに入って係員を呼び、適切な処理をしてもらいましょう。後続車を待たせてしまうことになりますが、事故を起こすよりずっといいはずです。

 また、もし行き先を間違えてしまい、目的地と違うインターチェンジで降りるはめになったときには、ETCカードを抜いてから、一般レーンに進入します。係員に「出口を間違えた」という旨を伝えると、そのように処理をしてその後の指示をしてくれるはずです。

 そして、ETCレーン内でのトラブルについて、いくつか対処法を挙げておきましょう。ETCレーンへの進入速度は20km/h以下とされています。これよりスピードが速いと、開閉バーが開かずにぶつかってしまったり、開かない場合もあります。もし、開閉バーにぶつかったりして停車したときは、まずハザードランプを点灯して後続車に合図します。後続車がいない場合でも、バックしたり車外に出ることはやめましょう。係員がそのレーンを閉鎖してくれるので、そのまま係員が来るのを待ち、指示に従ってください。

もし開閉バーにぶつかったのにそのまま走行してしまった場合には、目的地まで到着してからで構いませんので、高速道路のお客様センターに必ず連絡を入れましょう。また、ETCカードが入っていなかったのにETCレーンを通過してしまった場合にも、目的地に到着してからでいいので連絡をしてくださいね。その際、通行した日時、料金所の名前、ETCカードの番号、車種とナンバーを聞かれるはずなので、あらかじめメモしてから連絡しましょう。

 さて、料金所を通過したあとも、守るべきマナーはあります。レーンを出たあと、すぐに車線変更をするのは危険。前走車のあとについて、流れにそって走りましょう。たくさんのレーンから出てきたクルマが、再び2〜3車線に隊列を整えることになるので、途中で合流が生じることもあります。左右に気を配り、合流してくるクルマはすみやかに入れてあげるとみんながスムースに走れますね。

 というわけで、カオス状態の料金所を安全にスムースに通過するためのマナー、いかがでしたでしょうか。もちろん、ETCカードの期限切れや、車載器にしっかり挿入されているかどうかは、出発前にしっかりご確認を。じつは発生件数が多い料金所での事故をなくすためにも、マナーを守って安全で気持ちのいいドライブをしたいですね。

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