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最新車でもまちまちの謎! アクセルペダルに「吊り下げ」「オルガン式」の2種類が混在するワケ (1/2ページ)

最新車でもまちまちの謎! アクセルペダルに「吊り下げ」「オルガン式」の2種類が混在するワケ

もともとオルガン式は高級車や本格スポーツカーに採用されていた

 普段何の気なしに踏み込んでいるアクセルペダル。しかし、このアクセルペダルにも種類があるのをご存知だろうか? それは「吊り下げ式」と「オルガン式」である。

 吊り下げ式とは、その名の通りペダル上部を支点としてその下に吊り下げるようにしてアクセルペダルが備わっているもの。そしてオルガン式とは、鍵盤楽器のオルガンの足踏み式のように、地面側を支点としたペダルのことを指している。

 もともとオルガン式ペダルは高級車や一部の本格スポーツカーに採用されており、吊り下げ式は実用車や大衆車に多く採用されていた。

 当時のアクセルペダルはワイヤーによってエンジンルームのスロットルに繋がっており、ペダルを踏み込むことで物理的にワイヤーを引っ張り、スロットルを開閉していた。そのため、吊り下げ式ペダルであれば、簡素な仕組みで動作させることができたのだが、オルガン式にすると吊り下げ式とは比べ物にならないくらいコストがかかってしまったのだ。

 そのため、コストメリットの高い吊り下げ式が大衆車に、コストのかかるオルガン式が高級車に採用されていたというわけである。

 ではなぜ、わざわざコストのかかるオルガン式を高級車は採用していたのかというと、それは操作性の高さが挙げられる。

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