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【失敗しないR32・R33・R34型GT-R選び】エンジン始動&インテリア編 (2/2ページ)

【失敗しないR32・R33・R34型GT-R選び】エンジン始動&インテリア編

内装の状態がいいクルマはボディの程度もいいことが多い

 外装とエンジンルームの確認が終わったら、いよいよ内装/トランク内、そしてエンジンをかけてのコンディションチェックへ。これでGT−Rの中古車選びは最終回となる。

 外まわりの点検が終わったら、いよいよドアを開けて内装をチェック。基本的にどの専門店も口を揃えて「内装の程度の良いクルマはボディ、全体のコンディションもいい」と話す。生産終了から第2世代GT-Rならば14年、R32GT-Rでいえば22年が経過しているにも拘らず、内装がキレイなのは前オーナーの保管状況、手入れの賜物であることは間違いない(運転席シートは見た目は良くてもヘタっている可能性は高い)。

 ただし、R32はUVガラスを採用していないので、リヤシートの上部が大なり、小なり焼けているので、ここはある程度は気にしなくていい。それでも細かく見ていくと、ステアリング/シフトノブ/サイドブレーキレバー/フットペダルなどドライバーの触る、触れる部分の劣化は気にしておきたい。

車歴が14年以上経過しているにも関わらず、内装がキレイなのはそれまでだ時にされてきた可能性が高い。ただし、専門店だとある程度キレイにしている可能性があるので、ステアリング、シフトノブ、サイドブレーキ、ブーツなどの傷み具合も念のため確認すること

 走行距離に対してパーツの傷み具合がひどい場合はメーター巻き戻しも考えられる。また、各パーツは高騰しており、改めて購入するとなるとかなりの出費になるからだ。また、第2世代GT-Rの多くのオーナーはステアリングを交換する人は少ないので、社外パーツに交換してある場合はスポーツ走行などに使われていた可能性もある。あと、R32の場合はダッシュボードに浮きが見られる個体もある。これは室内が高温になり、そして冷まされを繰り返したことで裏側の接着剤が剥がれてしまって起こるもの。つまり、青空駐車が原因。Bピラー、Cピラー内装のも同様の浮きができるので確認しておきたい。

  

 次にフロントのフロアマットをめくって、軽くフロアを触ってみて濡れているようななら窓枠からの雨漏りを想定。ウェザーストリップを点検してみよう。R32の場合はピラーレスなので経年劣化で、ウィンドが妙な形で挟み込み、切れてしまう場合があるからだ。

ウェザーストリップの亀裂などにより、雨水などが室内に進入し、フロアカーペットを濡らしてしまうことがあるので、フロアマットを捲って必ず確認する

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