「ナビクル」ってラジオCMでよく聞くけどぶっちゃけどうなの? 気になる口コミや評判や特徴について紹介

中古車一括査定の「ナビクル」の評判を調べてみた

クルマ一括査定とは? 利用しても騙されない?

 クルマを売却したいと思っている人にとって、「高く売りたい」という要望はダントツの1位でしょう。高く売るためには、高く買い取ってくれる業者を選んで買い取り価格の交渉をしていくのがセオリーとなります。いまはwebで申し込みをするだけで複数の買い取り業者の査定を受けることができるサービスが主流になっています。

 車一括査定サイトについては、「【2024年最新】車一括査定を利用するならどこがおすすめ?ランキング形式で紹介」にて詳しく解説しています。

 ここでは、一括査定をウリにしているいくつかのサービスのなかから、ラジオのCM等でお馴染みの「ナビクル」について紹介していきます。

「車を高く売りたい」と悩んでいる方へ

  • 「車売却、何から始めたらいいか分からない方」は、車買取会社にまず相談
  • 「車一括査定」で複数社に査定依頼し、”愛車の最高価格”を見つけましょう
  • ナビクルなら、最大10社分の”愛車の最高価格”をカンタンに比較できます

「ナビクル」の特徴について

 ラジオから流れてくる「調べるぅー得するぅーナビクール」というフレーズを覚えている人もいるでしょう。CM内では登録のカンタンさと、10社同時に査定できることをアピールしていてそれが印象に残っていますが、実際にサービスを利用するにあたってはもう少し詳しく内容と特色を知っておきたいですよね。
ナビクル」のwebページから得られる情報を元にサービスの特徴を見ていきましょう。

ナビクルのイメージ画像

■上場企業が運営母体なので安心

「ナビクル」は「株式会社エイチームライフデザイン」という会社によって運営・管理されています。この会社は東証プライム上場企業の「株式会社エイチーム」の子会社です。社会的な責任を全うする上場企業が運営母体ということで、信頼性は申し分ないと言えるでしょう。

 また、10年のサービス運営経験と470万件以上の査定受注実績を元にしたサービス品質の高さも期待できます。

■公共機関の監修によって健全な商談を実現

 査定を申し込むときや、その後の業者とのやりとりに不慣れな人はどうしても不安があると思います。
「ナビクル」はJPUC(日本自動車購入協会)のWeb監修を受けていて、そのガイドラインに沿ってwebサイトを運用しているので、安心して申し込みが行えるでしょう。

■カンタンでスピーディな申し込み手続き

 一括査定の申し込みというと、個人の連絡先情報や売却したい車両の情報を何項目も入力しなくてはならないというイメージがあって煩わしいと感じている人も多いことでしょう。「ナビクル」では入力情報を最低限に絞ることで、最短で45秒という登録手続きを実現しています。昼休みの少しの合間でも時間を気にせず入力が済ませられます。

ナビクルのイメージ画像

■査定の結果がすぐ受け取れる

「ナビクル」の特色のひとつに、申し込んでから査定の連絡までの時間が短いというものがあります。
遅くても2日以内に査定依頼した業者から返信があるので、売却を急いでいる人にはありがたい特色でしょう。実際に口コミでも「すぐに連絡があっておどろいた」という例が多く見られます。

■最大で10社の査定が一括で申し込める

 買い取り価格を検討するときには、なるべく多くの査定情報を集めて比較したいですよね。人気の車種なら情報が多く溢れていると思いますが、マニアックな車種では査定の傾向が偏るので、売り手と買い手の意向がマッチした相手を見付けるのが最善です。

「ナビクル」は最大で10社の業者に一括で査定依頼がおこなえますので、ベストな相手が見付けられる可能性は高いでしょう。

ナビクルのイメージ画像

■登録しなくても相場が調べられる

「ナビクル」には、登録不要で売却したい車両のおおよその相場が調べられる検索サービスも用意されています。まだ具体的に商談のやり取りをする段階ではないので、ザッと車両の相場が知りたいという人はこのサービスを活用するのがベストでしょう。

 興味を惹かれる検索結果が得られたら、あらためて査定の申し込みを行うと良いと思います。

■電話でのやりとりで、スピーディな商談をおこなえる

 一括査定サービスで不安を感じる代表的なものが「業者からの電話連絡が煩わしい」という声です。一刻でも早く返信をしたいという業者の意向から、日中の仕事中に電話が掛かってきたりもするので、それを煩わしいと感じる人も多いでしょう。

電話営業のイメージ

 その一方で、「早く連絡をもらえたので、電話で具体的な情報のやり取りが行えて、わずか2日で商談が完了できた」という声も複数見受けられます。煩わしいと思う人はまず申し込み不要の検索サービスを試し、少しでも早く売却を完了したいと思う人は査定を申し込んで素早く商談をまとめることができます。

【編集部おすすめの車一括査定サイト】

「ナビクル」の利用の流れ 実際に使ってみた

 webページからの情報で「ナビクル」の特色がある程度見えてきたと思います。サービスを利用するためには、まず一括査定サービスへの登録を行いますが、その登録手続きの簡単さが「ナビクル」の特色のひとつのようです。

 では実際に登録からの流れを追って、手続きの内容を見ていきましょう。

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ナビクル 公式サイト

①webフォームで情報を入力して登録する

 まずは申し込みページのwebフォームに必要項目を記入して登録を行います。「ナビクル」の登録フォームは項目が最小限に絞られているので、早い人なら冒頭のアンケートを含めても45秒くらいで入力を済ませられます。

売却したい車両の情報(4項目)をプルダウンから選択

氏名と郵便番号を記入してアンケート2問に回答

 連絡を受ける電話番号とメールアドレスを記入して次ページで内容確認すれば完了です。申し込みが完了すると、社内のデータを参照した相場の情報が見られるので、その後の商談の参考に活用しましょう。

ナビクル査定画面

③業者から査定結果の連絡が来る

 登録時に記入した電話かメール宛てに業者から査定結果の通知が届きます。自身で車両を持ち込むか出張査定の依頼をするかを決めて、そのスケジュールを調整します。査定の費用は無料が基本だと思いますが、出張を依頼する場合は念のためその点を確認しましょう。

④査定の結果を比較してベストな業者と商談する

 実車を確認してもらうと査定結果が出るので、希望額や相場の価格などを伝えて商談を上手く進めましょう。複数の業者にまとめて出張査定を依頼する場合は、スケジュールの余裕をみておくといいでしょう。
提示価格に納得いかなければ、一旦お引き取りいただいてからじっくり考えてもOKです。

ナビクルを通じた査定風景

⑤売却の手続きをおこない代金を受け取って商談完了

 商談がまとまったら、車両売却の手続きを行います。必要書類を用意して、車両とともに買い取り業者に引き渡します。引き渡す前には、車両に忘れ物がないように、ライトなどを用意してシートの下などをしっかり確認しておきましょう。業者から代金が振り込まれたら売買手続きは完了です。

「ナビクル」の買取実績 実際に使ってみた

 登録から商談成立までの大まかな流れは以上のようになりますが、実際には登録がどれくらいカンタンなのか、業者からのレスポンスはすぐ来るのか、電話の頻度はどれくらいなのか、などが気になるところです。
実際に登録作業を行ってみて、リアルに流れを追ってみて分かったことを紹介していきましょう。

実際に使って分かった「ナビクル」のメリット

メリット1 :登録がカンタン

 実際に登録作業をおこなってみると想像よりもアッサリ終わってあっけないほどでした。

 アンケート2問、車両情報4問、連絡先情報4問というシンプルさ。むしろ不安になるくらいの少なさであっという間に完了できましたが、実際にその後のやり取りに支障はありませんでした。

ナビクルの登録画面

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ナビクル 公式サイト

メリット2:業者からの反応が早い

 登録後すぐに自分の車両の相場情報が表示されたので、それを元にして価格交渉の検討をボチボチ行おうかと思っていました。

 すると、翌日にはもう業者からの連絡が数件入りました。

 じっくり構えたいと思っている人には業者からの電話攻勢にたじろぐかもしれません。しかしすぐにでも価格交渉に入りたいと思っている人にとってこのレスポンスの良さはメリットだと感じるでしょう。

メリット3:査定で高額の値が付いた

 一括査定の特性なのか、あるいは「ナビクル」の相場がすぐ把握できるシステムのせいか、価格交渉のスタートが高めから始められました。

 その後に数社の競合査定を行った結果、下取り平均よりかなり良い価格で商談成立することができました。日程の調整さえスムーズに進められれば、かなりスピーディに売買契約完了できます。

実際に使って分かった「ナビクル」のデメリット

デメリット1 :電話の連絡が多くて困る

 口コミでも多く発言が見られたのがこの業者からの電話攻勢への不満です。人気の高い車種の場合は業者間で取り合いになることが普通なので、電話の攻勢は寄り激しくなるでしょう。仕事や趣味の時間を邪魔されたくないと感じる人が大多数だと思いますので、電話を受ける時間を指定できればと思いました。

デメリット2:業者の数が他サービスより少ない

 人気の高い車両であれば業者間で取り合いになりやすく多くのオファーが殺到すると思いますが、人気の少ない車両の場合は、いま仕入れたいと思っている業者とのマッチングの確率次第で査定に応じる件数が少ないケースも充分考えられます。

クルマ買取のイメージ

 その際に業者の数が多ければマッチする確率は高くなるのですが、「ナビクル」の件数だと時間をかけるしかないかなと思いました。

デメリット3:データの少ない車種は価格交渉が難しい

 これも希少車オーナー特有のデメリットになります。希少な車種は商談の機会自体が少ないので、必然的に実績のデータが少なくなります。なかには相場のデータがまったくない車種もあります。

希少車のイメージ

 相場のデータが少ないと、価格交渉の際に双方で基準となる額がほとんど無いところからのスタートになってしまいますので、希望の額に落とし込むのが難しくなってしまうでしょう。

「ナビクル」がおすすめな人

 一括査定サービスとしての「ナビクル」の特徴や、査定までの流れ、口コミなどを紹介してきました。ここまでの流れで「ナビクル」が数ある一括査定サービスのなかでどういう位置づけなのか把握できたことと思います。ここでは、どんなタイプ、シチュエーションの人が「ナビクル」に向いているのかを見ていきましょう。

おすすめな人1 :できるだけ早くクルマを売却したい人

「ナビクル」の特色のひとつに連絡、手続きが早いという点が挙げられます。一括査定サイトに登録して査定依頼したけどなかなか連絡が来ないというケースや、連絡が来てからも価格交渉に時間が掛かったりという話もちらほら耳にします。「ナビクル」の場合は早ければその日のうちに業者からの連絡があります。その後の日程調整や価格交渉も、電話とメールでダイレクトにやり取りできるので話が早いです。

[ナビクル]を使った査定依頼のイメージ

おすすめな人2 :下取りより確実に高く売りたい人

 一括査定方式で買い取り業者間で価格の競合となるので査定額が高くなるというのもポイントです。事前にディーラーで下取り査定をおこなってから一括査定に挑めば、その価格をベースに交渉が始められるので高価買い取りの可能性がより高くなります。

査定のイメージ

おすすめな人3 :買い取り相場をすぐに知りたい人

 ひとまず売却したいクルマの買い取り相場が知りたいという人にもオススメできます。登録に躊躇している人にも登録不要の相場検索サービスがあるので、それを使って過去の買い取り実績から割り出された実際の相場額を知ることができます。また、登録するとすぐにそのクルマの相場がお知らせされますので、その額を元に買い取り額の交渉に役立てられます。

相場のイメージ

おすすめな人4:故障車、事故車などの不動車を売却したい人

 通常買い取り対象になる車両は、ある程度の整備を行えば販売できる状態のものになります。「ナビクル」ではそれだけではなく、故障車や事故車などの不動車も買い取り査定対象になるとアナウンスしています。買い換えのついでに、庭に眠っている不動車も処分したいという人にはもってこいです。

不動車のイメージ

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ナビクル 公式サイト

「ナビクル」とほかのクルマ一括査定サービスはどちらがおすすめ?

業者からの電話の応対がニガテな人にはオススメできない

 口コミのデータ的にも買い取り業者からの電話連絡の応酬がNGという意見が目立ちますので、電話の応対をできるだけ避けたいという人には「ナビクル」のサービスは向かないでしょう。

同時査定件数の多さは必要十分

 査定の際に一括でまとめて依頼できる件数については次第点でしょう。上を見れば「カーセンサー」の30件や「MOTA」の20件がありますので、数字では優位をほかに譲ります。需要が少ないマイナーな車種なら査定件数は多い方が有利に働きます。

 しかし、一般的な車種の場合は相場データを基準にできることを考えると、それほど多くの件数は必要ないとも考えられます。また、電話連絡ということを考えると、件数は多すぎない方が合っていると思います。

サービス名加盟業者数同時査定可能な数業者からの連絡方法査定業者の選択成約手数料成約特典
ナビクル16010社電話とメール電話連絡後に選択可能無料アマギフ(抽選)
カーセンサー70030社メール可能無料なし
MOTA80020社なし可能無料 なし
ユーカーパック8000※オークション電話かメール(代表1社のみ)不可無料 なし
グー買取1社なし可能無料 なし
楽天Car車買取2000※オークションなし不可無料ポイント付与
カービュー3001社なし可能無料 なし
ズバット車買取20010社なし可能無料現金(抽選)

  

参加業者の数は多い方が良い?

「ナビクル」の参加買い取り業者数は160社ほどと、けっして多くはありません。むしろ少ないと言えるでしょう。査定額を競合する際には参加業者の数が多い方が高い値を付けるところが出てくる可能性が高くなります。

「ナビクル」は優良業者を選りすぐって揃えることで価格とサービスの向上を図っているという話もありますが、やはり数の多さを期待する人は多いでしょう。電話での連絡方法を考えるとサービスの品質が重要なので、少数精鋭のスタイルは適していると思います。

オークション方式はメリットか?

 買い取りサービスには大きく分けて「一括査定」と「オークション代行」の2種があります。

 オークションは競合する業者の数が多いのが特徴で、そのぶん高値を付けられる可能性は高くなります。
しかしそのシステム上、査定額が出るまでに少し時間が掛かることと、価格の交渉が出来ない点がデメリットです。

オークションのイメージ

 対して一括査定サービスの「ナビクル」の場合は査定までの流れがスピーディにおこなわれるのが特色で、その点がメリットだと感じる人も少なくないでしょう。

 ということで、すぐにでも車両を現金化したいという人や、買い取り業者と直接対話して価格交渉を進めたいと思っている人には「ナビクル」をオススメできると考えます。

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ナビクル 公式サイト

「ナビクル」の利用でよくある質問

質問1:査定または売買契約のキャンセルはできますか?

 査定の結果が納得できない場合、キャンセルは可能です。そのときの費用は発生しません。売買契約を結んだ後のキャンセルについては、原則できません。トラブルにならないために、契約の前に必要事項をしっかり確認しておきましょう。

質問2:営業電話がイヤなのですが、電話なしで査定を受けられますか?

「ナビクル」のサービスは、査定の連絡を電話で行うのが原則となっています。メールは電話の補足として使用します。ですので、電話の連絡をしたくないという場合は、「ナビクル」サイト内の相場検索サービスを利用しましょう。

ナビクル査定相場ページのイメージ

質問3:ローンや残価設定ローンが残っている車両は買い取り可能ですか?

 買い取り可能です。ただし、買い取り額の支払時にローンの未払い分や残価設定ローンの残価分は買い取り価格から差し引かれます。

質問4:査定依頼をしたいのですが、車種の選択リストにありません

 現在のリストに選択肢が無い車種の場合は、問い合わせフォームから申し込むことで査定が可能になります。

ナビクルお問い合わせフォーム

質問5:査定を申し込んだけど、キャンセルできる?

 申し込み後4カ月以内であれば、下記フリーダイヤルから申し込みのキャンセルができます。

0120-049-656 (受付時間:8時〜21時)

「ナビクル」から買い取り業者へ個々にキャンセルの通知をおこなうので、少し時間がかかる場合があります。売買契約が成立した後に業者から連絡がある場合も、この方法で電話を止めることができます。

質問6:申し込んだのに業者から連絡が来ない

 問い合わせフォームから請求をおこなうことで、再度「ナビクル」から査定依頼を業者に通知がいきます。

ナビクルお問い合わせフォーム

まとめ

「ナビクル」は、いろんなタイプがある一括査定サービスのなかで、売却完了までのスピーディさと安心のサービス品質をメリットとして展開しているサービスです。

 激しい電話の連絡攻勢を迷惑に感じる人が多くいる一方で、その方式が有利に働いて想定よりも早く車両の売却ができたという意見もありました。

 また、加盟業者数が少ないという点に不満を覚えたという声もありましたが、口コミでは、多くのレスポンスがあり、スピーディに成約まで進められたという意見も多く、少数精鋭というスタイルにも説得力が感じられます。

出張買取のイメージ

 以上のように、安易にすべての人にオススメはしませんが、少しでも早くクルマを売却したいと考えている人など、意向と特色がマッチすれば想定以上の結果が得られるサービスだと思います。まずは登録不要の相場検索だけでも活用してみてはいかがでしょうか。


往 機人 OU AYATO

エディター/ライター/デザイナー/カメラマン

愛車
スズキ・ジムニー(SJ30)※レストア中
趣味
釣り/食べ呑み歩き/道の駅巡りなど
好きな有名人
猪木 寛至(アントニオ猪木)/空海/マイケルジャクソン

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