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なぜプリウスは今でもニッケル水素バッテリーを使うのか? (1/2ページ)

なぜプリウスは今でもニッケル水素バッテリーを使うのか?

グレードによりリチウムイオンとニッケル水素車がある

 ガソリンは液体なので、容器があればそこにそのまま保存することができます。しかし電気は保存するのが難しいんですね。そこで登場するのがバッテリーです。ガソリンの場合、スチールでも樹脂でも、燃料を溜める機能や性能は同じです。

 しかしバッテリーの場合、その中身によって大きく変わってきます。それはバッテリーが電気をそのままではなく、何かに変換して貯えているからなんです。

 ニッケル水素バッテリーというのは、初代プリウスから使われてきました。比較的安価な金属を使うので、コスト面でもリチウムイオンに対して優位です。

 技術的な進歩もあり、性能は高くなっています。高性能とされるリチウムイオンバッテリーですが、単純な性能面、充放電効率やエネルギー密度では文句はありません。しかしデメリットもあります。高価であり、発熱で膨張すること、そしてデリケートなことです。

 現行プリウスには、そのリチウムイオンバッテリーとニッケル水素バッテリーの両方が採用されています。上級モデルと燃費スペシャルモデルにリチウムイオンバッテリーが、4WDとスタンダードモデルにニッケル水素バッテリーが採用されています。

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