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日常でも都会でも起こる! 水没したクルマからの脱出方法とは

日常でも都会でも起こる! 水没したクルマからの脱出方法とは

ドアはすぐに開かないので基本は窓を割って脱出する

 冬の大雪の次にやってくるのが、春から秋にかけてのゲリラ豪雨だ。突然降り出しかと思うと、大量の雨が降るのだが、道路のアンダーパスなど、窪んでいるところに一気に水が溜まって、そこにクルマが取り残されてしまうことがある。

 水深によっては、エンジンは止まり、脱出不可能になってしまう。最近のクルマは電子制御の塊であり、水に浸かるとすぐにダメになってしまう。脱出は時間勝負で、間に合わなかったために車内で亡くなられるという事例もある。

 危なそうなら、進入しなければいいと思うのだが、一気に降ったことで予想以上の水深になっていることもあるし、閉鎖空間である運転時特有の心理として、行けるだろうと思い込んでしまうというのもある。

 もし水没したらどうするか。これがじつはかなり難しい。まずドアは水圧がかかるために開かないので、脱出用のハンマーなどがあればガラスを割って車外に出る。もちろんほかのものでもいいし、足で蹴破るのでもいいから、とにかく割ってみる。

 割れない場合はどうするか? すきまから水が入ってくるのだが、水位が増してくると外からの水圧と均衡が取れたところでドアは開けることができる。このチャンスをとにかく狙う。失敗すると車外内の水位がドンドンと上がり、溺れてしまうことになる。

 もちろん子供がいれば優先的に車内に出すようにして、荷物などは一切気にしない。とにかく命が優先だ。

 最近では、アンダーパスの手前に信号が付いていたり、壁に水位のラインが示してあったりするので、大雨のなか通る際は周囲に注意を払って、進入してほしい。少しでもダメそうだと思ったら、無理はしないことだ。

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