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高速道路が渋滞していても一般道に降りないほうがいいワケ (2/2ページ)

高速道路が渋滞していても一般道に降りないほうがいいワケ

高速道路の自然渋滞は基本25km/h程度で流れている

 これは、渋滞研究家として、つねに問いかけられてきた定番の質問。そのたびに私はこう答えてきた。

「渋滞しているからと言って、高速を降りて下道を走っても、そちらの方が早く着く可能性は1割程度と考えてください。とくに、下道ルートについて事前の研究もなく、衝動的に高速を降りると、かえって大変な目に遭う可能性が高いです」。

 私の研究によれば、高速道路が渋滞しているときは、並行する一般道もたいてい渋滞する。高速道路の自然渋滞は、近年は平均して25km/h程度で流れるが、一般道の渋滞はもっと速度が低くなる。たとえば都内の幹線道路の平日平均速度は20km/h程度。一般道が大渋滞すると、平均速度は簡単に10km/h前後にまで低下してしまう。よって、高速を降りて下道を走るのは、非常にリスキーなのである。

 首都圏の高速道路のなかで、大渋滞時の平均速度がもっとも遅くなるのは中央道だ。それは、中央道の特殊性に原因がある。

 ほかの高速道路は、都心から約50km圏内は片側3車線に広がる。ところが中央道の場合、片側3車線なのは大月ー上野原間だけで、上野原より都心寄りは片側2車線だ。これが原因で、小仏トンネルを先頭とした渋滞が上野原インターより長くなると、そこから上流側は3車線から2車線への合流により、平均速度が10km/h程度に下がってしまうのだ。

 高速の流れがこれほど遅くなると、下道にも勝機が出てくるのだが、しかし実際に並行する国道20号線に逃げてみても、がんばってせいぜい同タイムで、負ける確率も高い。ほかの高速道路ならほぼ確実に負ける。それが現実だ。

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