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新車時は手が出ないが中古なら半値以下! 庶民がスーパーカーに手を出すとどうなる? (2/2ページ)

新車時は手が出ないが中古なら半値以下! 庶民がスーパーカーに手を出すとどうなる?

値段につられて購入すると失敗する可能性大!

 編集部のモテないカーマニア・ハラダから連絡が入った。

「厳密にスーパーカーと言わずとも、ポルシェやマセラティあたりを含めて、頑張れば手に入るすごいスポーツカーでオススメは何でしょう?」

 ちなみにハラダの愛車はR33スカイラインGT-R。それを超えるインパクトのあるクルマでなくては意味がない。まずハラダが挙げたのは、初代NSXだった。中古価格は340万~2300万。全般に値上がりしているが、500万くらい出せばまあまあの個体(ただし4速AT)が買えて、故障の心配も少ない。

 だが、MTはぐっと相場が上がる。それに、GT-Rに乗っている者がNSXに乗り換えても、あまり人生へのインパクトはないんじゃないか?

 続いてポルシェ。996なら最安150万円からあるという。しかし996のカレラでティプトロニック(AT)となると、乗り味はGT-Rよりはるかにオッサン。MTはグンと高くなるし、996という時点でポルシェの負け組感がどうにもならない。それでも「一度はポルシェに乗りたい!」というならば止めはしない。ポルシェの世界は広大なので、いろいろ悩んで大きくなってくれ。オレは買ったことないのでよくわからん。

 お次はマセラティ。3200GTなら200万円くらいから買える。「そんなクルマ絶対壊れるだろ!」と思われるだろう。確かにトラブルフリーの確率は低いだろうが、3200GTはATが4速トルコン。トルコンが壊れる可能性は比較的小さい。この後継、フェラーリエンジン搭載のマセラティクーペは、セミATのカンビオコルサになっていて、これはもう時限爆弾も同じだ。

 もちろんどっちのモデルもMTならベストだが、MTは希少だし相場が高い。ならばいっそ、破滅の香り高い3200GTの4速トルコンATで勝負してみるのはアリだ。GT-Rとはまったく違う、超絶イーカゲンなイタリアンテイストや、死と隣り合わせの官能をイヤというほど味わえるはず。ハラダのモテないカーマニア人生にも、おそらく革命が起きるだろう。

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