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悪路を走るわけでもないのに4WD? 現代のスポーツカー&スーパーカーが全輪駆動を採用するワケ (2/2ページ)

悪路を走るわけでもないのに4WD? 現代のスポーツカー&スーパーカーが全輪駆動を採用するワケ

4WDはオフロードやアンダーステアといったイメージが持たれがち

 メルセデス・AMGをはじめアウディやポルシェ、イタリアのランボルギーニなどもスーパースポーツにAWD(全輪駆動)モデルを続々と登場させている。あのフェラーリでさえもハイエンドモデルにAWDを設定しているほどだ。

 1000馬力を超え、1500馬力仕様の「シロン」をラインアップに加えたブガッティも当然AWD。これほどの高出力ならAWDでなければ操りきれないと思うのは当然のことだろう。実際500馬力を超えたらAWD化は必須だ。そういう意味では日産GT-RはAWDを採用していたおかげで現在でも通用するパフォーマンスが発揮できているのだ。

 しかしAWD=4WDというと、オフロード専用とかハンドリングがアンダーステアにしかならないと信じ込んでいる人もまだまだ多勢いるようだ。確かに旧世代のセンターデフを持たないパートタイムの直結4WD車やオフロード専用モデルのクロカンSUVなどは現在でもハンドリングはアンダーステアになる。

 だがアウディ・クワトロが世界で初めてセンターデフ方式のフルタイム4WDシステムを登場させて以降、4WD=アンダーステアという図式は意図しないかぎり成り立たなくなってきているのだ。

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