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【止まった状態でのアイドリングは無意味!】クルマで暖機運転が必要な箇所と正しい方法とは (2/2ページ)

【止まった状態でのアイドリングは無意味!】クルマで暖機運転が必要な箇所と正しい方法とは

暖機は「すぐに走り出す」のが正解

 冬の寒い日の朝、クルマ好きで、愛車を長く大事に乗りたい人ほど、しっかり暖機運転をしている人が多いはず。一晩中冷気に晒され、冷え切ったクルマはウォームアップが必要で、エンジンをかけた途端に発進し、バリバリ走るというのは、機械的ダメージの原因になるので、絶対に避けたいところ。

 だからといって、エンジンをかけてから5~10分もアイドリング状態で待機しているのは、本当の意味で暖機運転とは言わない。そもそも「運転」というのは、「機械をあやつって動力で動かすこと」で、エンジンだけアイドリングで回して、停車したまま水温・油温を上げても、「暖機運転」とはいえない……。

 冷え切ったクルマで、温めてあげたいところは、エンジンだけでなく、ミッション(ミッションオイル)、デフ(デフオイル)、タイヤ、ブレーキ、ダンパー、ブッシュ、ハブベアリング、ドライブシャフトのグリスなどとたくさんあり、これらは走り出さないと温まらない。

 したがって、エンジンをかけたら、すぐにゆっくりと走り出し、丁寧でスムースな運転をしながら、エンジンの水温が上がってくるのを待つのが、本当の暖機運転となる。

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