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じつは凄いダイハツの「軽自動車以外」のクルマ! 歴代「オリジナル」の「普通車」が名車だらけだった (2/2ページ)

じつは凄いダイハツの「軽自動車以外」のクルマ! 歴代「オリジナル」の「普通車」が名車だらけだった

モータースポーツ参戦のベース車など魅力的なモデルが存在!

 古くはミラやムーヴ、現在ではタントやタフト、コペンなどさまざまなタイプの人気軽自動車をリリースし続けているダイハツ。その一方でダイハツの普通車というとブーン、ロッキー、トール、アルティスにメビウスと、トヨタのOEMもしくは共同開発車のみで、オリジナリティの面では軽自動車に及ばないイメージではないだろうか。

 しかし、過去のダイハツ普通車を振り返ってみると、そこには個性的なモデルも多く存在していた。今回はそんな後世に残すべきダイハツ普通車を独断と偏見でピックアップしてみた。

1)シャレード

 ダイハツのリッターカーとして1977年に初代が登場したシャレードは、4ストロークの3気筒エンジンを搭載して登場した。現在では軽自動車やコンパクトカーを中心にほとんどの車種が採用している4ストローク3気筒エンジンではあるが、当時は振動の面で不利とされており、バランサーシャフトを採用することで振動を低減したことはかなりチャレンジングなものだったのである。

 また、78年に追加されたクーペには「マリンウインドウ」と呼ばれる丸形の窓をリヤクォーターに配するなど、デザイン面でも挑戦的なモデルだった。

 83年に登場した2代目モデルには、イタリアのデ・トマソが監修をした「デ・トマソ ターボ」のほか、モータースポーツ参戦のベース車として926ccターボエンジンを搭載した「926ターボ」も登場。さらにガソリンエンジンのブロックを流用した世界最小の1リッターディーゼルエンジンも設定されていた。

 87年デビューの3代目にはデ・トマソこそ設定されなかったが、リッター100馬力を超える1リッターインタークーラーターボエンジンを搭載したGTti(のちにGT-XXに改名)が存在していた。また、シャレードとしては初の4ドアセダンも設定され、88年にはついに1.3リッターエンジンも追加されている。

 シャレードの最終型となる4代目は93年に登場するが、ついに1リッターエンジン搭載車は存在しなくなり、リッターカーではなくなった。それに伴ってターボエンジンも消滅しているが、デ・トマソが1.6リッターエンジンを搭載したホットハッチとして復活(98年まで)したが、98年に登場したストーリアに後を託して2000年で販売を終了した。

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