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いまどき10年10万kmは「高齢車」じゃない! 長生きのために点検すべき点7つ (1/2ページ)

いまどき10年10万kmは「高齢車」じゃない! 長生きのために点検すべき点7つ

10万kmは愛車の健康診断をするひとつの目安

 その昔、10年10万kmという言葉をよく耳にした。これはクルマの寿命を表していて、これを越えるのはけっこう大変というニュアンスが背景にはあった。ただこれも過去のことで、現在はメンテナンスさえキチンとしていれば20年20万kmをクリアするのも可能になっている。

 ただ、厳密に言うと消耗品が限界を迎えるサイクルというのが別にあって、以前であれば6万kmぐらいがその周期とされていた。具体的にはショックアブソーバーやブレーキまわりなど、大物パーツの状態に注意が必要になったのだが、これ現在は10万kmぐらいに伸びているのは確かだ。つまり、10万kmで一度リフレッシュや点検をしっかりとしておきたいということになる。今回は重要ポイントをまとめてみた。

1)タイミングベルト

 ボンネットを開けてみると、エンジンやボンネットの裏などにタイミングベルトは10万kmで交換という指示がある。実際に外してみると、まだ大丈夫そうと思えるかもしれないが、気にしながら乗るのも精神的によろしくない。もし切れたら惨事になるだけに、指示どおり交換しておこう。

2)ブレーキ

 車検ごとにブレーキは分解整備が行われているとはいえ、10万kmまでいくと、トータルでのリフレッシュが必要になることもある。ローターやドラムの研磨、シリンダー内部のカップの状態、パッドやシューのアタリ具合などいろいろとあるが、交換しないまでもすべてチェックしておくと安心だ。

 また中古車の場合、メンテ前歴がわからないこともあり、なおさら慎重にチェックしたい。ちなみに車検でキッチリとやってもらっていると思っても、最近はただ見ただけとか、ブレーキクリーナーをかけてきれいにしただけという手抜きも問題になっているので注意したい。

3)足まわり

 いきなり壊れて走行不能になることはないが、ショックアプソーバーの抜けなどは確実に進み、快適性も損なわれるのは避けられない。昔のように一気に抜けて跳ねまくるということないとはいえ、走りにこだわるなら交換を検討するのもいいだろう。また、ブッシュ類は点検だけでもして、亀裂などがひどいところがあれば交換したほうが、後々を考えるといい。

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