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クルマのライトでキラキラ反射する「カレット舗装」とは (2/2ページ)

クルマのライトでキラキラ反射する「カレット舗装」とは

車道の区別や横断歩道などをわかりやすく注意喚起している

 カレット舗装とは、ガラス廃材のうちガラスとして再利用できないものを捨ててしまうのではなく、粉砕し、アスファルト舗装に混ぜて使うことで、路面がヘッドライトなどの光にキラキラと反射して、目立つようにした舗装だ。

 郊外では、街灯のない道路が多く、夜間はクルマのヘッドライトのみが視界の頼りとなる場面がある。カレット舗装は、歩行者や自転車などのための路側帯や車線と車道を区別したり、街灯のない横断歩道の存在をより明らかにしたりすることで、運転者の注意を喚起するのに一役買っている。

 一方、滑りやすい素材であるガラスを混ぜることによって、路面の摩擦抵抗が減ることにもなる。そこでガラスを混ぜる比率には十分注意する必要がある。

 また、アスファルト成分が減ることで摩耗が促進されることもある。つまり、轍などができやすくなったり、舗装が早くやせていったりする可能性もあるということだ。それによって、舗装の修理などの手間が掛かるようになるかもしれない。ことに轍は、ハンドルがとられることにより安定性を損なったり、事故を誘発したりしかねないので、注意が必要だ。

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