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高級車よりも軽自動車のほうが圧倒的に使いやすい! ドリンクホルダーの謎 (2/2ページ)

高級車よりも軽自動車のほうが圧倒的に使いやすい! ドリンクホルダーの謎

ユーザーの要望に応えた結果!

 車内のドリンクホルダーは、ドライブ中の水分補給、リフレッシュのために飲み物を置いておくのに不可欠な装備と言える。

 たとえばホンダ・ステップワゴンは、1-3列目席全体で、これでもかっ!! という全16個ものドリンクホルダーを備えているのだ。最大8人乗りだから、1人につきふたつ、ということなのだろう。

 とはいえ、高額な高級車と呼ばれるクルマの場合、ドリンクホルダーに格別に気を使って装備されていることは稀だ。デザイン、高級感にこだわる上級車、高級車では、それが生活臭となり、二の次の装備となっているようだ。輸入車、国産高級車にもドリンクホルダーはあるが、前席では、センターコンソールに2個というのが一般的ではないか(ベーシックカーのVWゴルフでもそんな感じだ)。

 一方、ステップワゴンのようなファミリーミニバンだけでなく、軽自動車のドリンクホルダーはじつに周到に装備されているのをご存じだろうか。数、というより、使い勝手のいい、それがたとえダッシュボードまわりの一等地であっても、しっかり用意されているのである。そう、運転中、ドライブ中に手の届きやすい車外から丸見えなダッシュボード左右にあるのが通例だ。しかも、エアコン吹き出し口の真ん前にあったりして、保冷、保温までできたりする。スーパーハイト系では前席背後のテーブルにも、ドリンクがスポっと入る穴が開いていたりする。

 理由は、もちろん、ユーザーの要望にあるはずだ。日常使いが主な軽自動車は、子育て世代はもちろん、乗用車であってもビジネスユースに使われるケースが多く、子供に紙パックの飲み物を与える、忙しい仕事の合間の水分補給といったニーズが確実にあるわけだ。ゆえに、軽自動車のドリンクホルダーの多くは、ペットボトルだけでなく、四角い紙パックに対応する仕様となっていたりする。

 言い換えれば、飲み物を飲みたいときに飲める、自宅の感覚をそのまま車内に持ち込みたいユーザーの声にしっかりと応えているわけだ。

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