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国産メーカーが出す「最新EV」が日本で買えない! 日本で売っても商売にならない「根本的」な理由とは (1/2ページ)

国産メーカーが出す「最新EV」が日本で買えない! 日本で売っても商売にならない「根本的」な理由とは

この記事をまとめると

■日本メーカーは海外で販売しているEVを必ずしも国内市場に投入しない

■200V普通充電が普及していない日本ではEVの販売台数の見込みが立たない

■行政が普通充電の普及を支援しないと世界に置いて行かれてしまう可能性がある

EVの普及には集合住宅への普通充電設備の設置が急務

 各自動車メーカーから発売される電気自動車(EV)が、必ずしも国内市場で販売されない理由は明快だ。マンションなど集合住宅で、200Vの普通充電が多くの場合できないからだ。

 したがって、日本でEVを発売しても販売台数の見込みが立たない。この点は、プラグインハイブリッド車(PHEV)も同様だ。

 日本は、一極集中の都市構造により、人口密度が非常に高い地域と、過疎によって極端に人口の少ない地域とに二極化されている。都市部は、富裕層も含めて集合住宅に住む人が多い。都市部への人口集中は、高齢化社会の進展にもよる。都市のほうが医療や介護の充実が進んでいるためだ。

 したがって、日本でEVやPHEVを普及させるには、集合住宅の駐車場や月極駐車場に200Vの充電コンセント設置を進めるしかない。

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