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偉大な名前をもらうも「何かが微妙」な弟! 売れ行きに差がついた「残念な」兄弟車3組 (2/2ページ)

偉大な名前をもらうも「何かが微妙」な弟! 売れ行きに差がついた「残念な」兄弟車3組

この記事をまとめると

■姉妹車は、名前は同じでもメカニズムがまったくの別物だったりする

■どちらかが市場に馴染めない率が高い

■元となったベースが偉大すぎると姉妹車は影に埋もれがちだ

競合相手はなんと社内にいた! 気になる同士討ちの結末は?

 ノアとヴォクシーやアルファードとヴェルファイアのように、車名は違うものの基本設計を共有している兄弟車もあれば、先日発表されたワゴンRスマイルのように、元となったモデル(ここではワゴンR)とはかなり違いのあるモデルも存在する。

 そこで今回は、同じ名前を冠していながらも雰囲気の異なる車種となっていたモデルをピックアップしてみたい。果たしてどんな違いがあってどんな売れ行きだったのだろうか?

1)トヨタ マークIIとマークIIクオリス

 ミドルクラスのセダンとして知られているマークIIではあるが、兄弟車関係にあるチェイサーやクレスタと異なる点として、ステーションワゴンモデルが存在していたことが挙げられる。

 といってもワゴンはフルモデルチェンジのたびに新型にならず、しばらく旧型と併売する形が続けられており、1997年までは1984年に登場した70系をベースとしたモデルが長らく販売されていた。

 しかし、1997年についにワゴンもフルモデルチェンジを果たし、新たに車名を「マークIIクオリス」と改めて登場したのだった。

 当時のマークIIは8代目モデルとなる100系が販売されており、クオリスも100系マークIIを思わせるエクステリアを持っていたのだが、じつはマークIIとのメカニズム的なつながりはなく、ベースとなったのはカムリグラシアワゴン。つまり、横置きエンジンの前輪駆動モデルだったのである。

 前輪駆動ベースということで降雪地域のユーザーなどには受け入れられたが、マークIIほどの人気とはならず、次世代のワゴンモデルは再び正真正銘マークIIベースの「マークIIブリット」となった。

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