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10万キロで「限界」なんて過去の話! 電動化時代のいま「エンジンの寿命」を探ったら内燃機関の偉大さがわかった (1/2ページ)

10万キロで「限界」なんて過去の話! 電動化時代のいま「エンジンの寿命」を探ったら内燃機関の偉大さがわかった

この記事をまとめると

■いまのクルマの技術はかなり進んでいる

■しかしエンジンに寿命があることには変わりない

■いまのクルマのエンジンはどれぐらい持つのかについて解説する

アメリカの通販番組では信じがたいパフォーマンスも!

「ほらほら皆さん、見てくださいよ! 信じられないでしょ! 凄いでしょこのエンジン!」。

 20年ほど前から、アメリカのテレビの通販番組に登場するようになった、エンジン添加剤のワンシーンだ。

 なにがどう凄いかというと、なんとエンジンオイルを全部抜いた状態で、エンジン添加剤を入れただけでクルマのエンジンをブンブン回しているのだ。いかにも、アメリカらしいエンターテインメントで、もちろん「絶対に真似はしないでください」という但し書きがしっかり画面に出ている。とはいえ、こうした状態で、しばらくの間はエンジンはブローせずに回り続けていることで、添加剤が凄いというより「エンジンって凄い!」と思う人が多いはずだ。

 では、ちゃんとオイルや水をしっかり管理した状態で、クルマのエンジンはどのくらいの距離まで持つのだろうか?

 そもそもエンジンとは燃料と空気が混ざった気体が燃焼し、そこで生まれたエネルギーがピストン、コネクティングロッド、そしてクランクシャフトに伝達されていくという機械部品の集合体だ。部品は金属やゴムなどで構成されているので、それらは直接触れ合うことで摩耗していく。一定以上の摩耗、またはガタつきが出れば、それを調整したり、部品を交換する。補機類や電装部品も一定の期間で交換する必要も出てくる。

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