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本当の「ハイソな人」は乗ってなかった! 80年代にバカ売れした「ハイソカー」って何もの? (1/2ページ)

本当の「ハイソな人」は乗ってなかった! 80年代にバカ売れした「ハイソカー」って何もの?

この記事をまとめると

■1980年代初頭にハイソカーと呼ばれるジャンルが誕生

■ハイソカーブームと言われるほどの人気を博した

■ハイソカーとは何だったのかについて解説する

高級車とはまた別モノ!?

 1980年代初頭に花開いたのがハイソカーだ。ハイソカーブームと呼ばれて、一時はひとつのジャンルを築いた。ハイソとはハイソサエティの略で、今でいうところのセレブと同じイメージだった。セレブグルマと呼ぶのが、ハイソカーと同義だ。ただし、その定義は定かでなくて、実際にハイソな人たちが乗っていたかどうかも怪しかったりする。

 その皮切りとなったのはやはり1981年に登場したソアラだろう。直6搭載という性能もさることながら、そのクリーンなクーペスタイル。そして当時としては画期的だったデジタルメーターや、ふかふかのモケットシートなど、ゴージャスだったり先進的な雰囲気で人気が出た。ユーザーは年配というよりも、いいところのボンボンが親に買ってもらったか、背伸びしてローン組みまくりの大学生といったところ。女子大生を横に乗せてドライブしているユーザーが多かったが、実際はハイソではなかった。また、その後のデートカーブームに繋がっていくとはいえ、高級車という点ではハイソカーは別の物と言っていい。

 ソアラに続いたのが、スーパーホワイトの白いトヨタのハードトップたちで、クラウンだけでなく、マークII三兄弟(マークII、クレスタ、チェイサー)も人気だったし、ソアラに至ってはあまりの人気で2代目は初代とほとんど変わらないという事態にまでなっていた。

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