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ハザードランプは感謝の意を表すための装置じゃない! そもそも「サンキューハザード」が不要な運転をすることが重要 (2/2ページ)

ハザードランプは感謝の意を表すための装置じゃない! そもそも「サンキューハザード」が不要な運転をすることが重要

この記事をまとめると

■ハザードランプは非常点滅表示灯といって緊急事態であることを周囲へ知らせるための装置だ

■使い方は道路交通法で定められており、「サンキューハザード」はそこに含まれていない

■安全に車線変更や進路変更ができるようになればサンキューハザードは必要なくなるはずだ

ハザードランプの正式名称は非常点滅表示灯だ

 ハザードランプは、サンキューハザードなどの流行によって頻繁に利用される例が増えているようだ。だが、本来の目的は異なる。

 ハザードランプは、日本語では非常点滅表示灯という。非常事態に際し、方向指示器(ウインカー)を左右同時に点滅させ、緊急事態であることを後続車など周囲へ知らせ、二次事故等を発生させないための予防措置だ。

 使い方については、道路交通法で定められている。夜間に、道幅が5.5m以上ある道路に停車したり駐車したりするとき、ハザードランプを点灯したり、テールランプを点灯しなければならない。これを多少拡大解釈するとしても、何らかの事情で停車や駐車するときに使う表示灯である。したがって、車線変更などで進路を譲ってもらったことへの感謝の気持ちとして使用することは、まったく違った目的での利用となる。

 違反として処罰された例はまだ耳に届かない。しかし、間違った使い方で事故になったり、交通に障害をもたらす結果となったりした際には、違反を問われるだろう。いずれにしても、間違った使い方であることは断言できる。

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