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日本の8年は長い? 短い? 海外のクルマの買い替え周期とは (1/2ページ)

日本の8年は長い? 短い? 海外のクルマの買い替え周期とは

この記事をまとめると

■クルマの買い替え周期について解説

■日本では年々保有期間が延びていて、現在は概ね8年という印象

■アメリカでは10万マイルを基準と考えている人が少なくない

日本での保有期間の平均は7.1年!

 自動車メーカーと二輪車メーカー等で構成する業界団体、日本自動車工業会が2022年4月20日、「2021年度乗用車市場動向調査」を公開している。

 これは全国の単身セダンを含む一般世代を対象に、訪問面接やウェブ回答などを組み合わせて2021年10月1日から同年12月16日まで行ったものだ。

 そのなかで、乗用車世帯保有率は77.9%で、地方圏で人口が少ない地域や、家族形成期から成熟期と呼ばれる30代から50代で同保有率は高い傾向が分かった。

 また、購入状況については、保有期間は平均7.1年で、10年超が2割強を占めていた。

 こうしたクルマの保有期間について、自動車メーカー各社の関係者と意見交換していると、「最近はどんどん伸びていて、概ね8年のいう印象。今後、さらに長期化する可能性もある」という見解を示す人が少なくない。

 時代を少し振り返ってみると、日本では60年代から70年代の経済高度成長期には、50年代までのクルマが富裕層向けや商用向けという商品から、一般大衆向け商品へと大きく転換した。それに伴い、自動車メーカー各社は次々と魅力的なモデルと市場導入していった。

 モデルチェンジについても、フルモデルチェンジの他に、マイナーチェンジと称してデザインや内装の仕様、またはエンジンなどで追加装備を設定した。

 また、モデルラインアップとして、エントリーモデルから段階的に上級化してトップモデルを目指すような、新車買い替えに対する「夢」を強調する広告宣伝活動も活発化していく。

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