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限定1万台があっという間に完売! 決してイロモノじゃなかった「日産 Be-1」が巻き起こした旋風 (1/2ページ)

限定1万台があっという間に完売! 決してイロモノじゃなかった「日産 Be-1」が巻き起こした旋風

この記事をまとめると

日産はかつてパイクカーと呼ばれるシリーズを販売していた

■第1弾であるBe-1は初代マーチをベースに限定1万台で販売され大ヒットした

■その後、パオやフィガロといった名車がパイクカーとして続くことになる

レトロ外装を施した中身マーチのパイクカー

 いまでは電動車で業界をリードする日産自動車。しかし過去にはファニーなパイクカーで一世を風靡した歴史もある。そんなパイクカーの第1弾として1987年に登場したのが「Be-1」である。

 このBe-1は、コンパクトカーであるマーチ(初代)のコンポーネンツを流用し、レトロな内外装を与えたもので、言われなければマーチがベースであることがわからないほどベース車の面影は消されていた。

 ただし、メカニズムはマーチのままであったため、搭載されるエンジンは52馬力の1リッターのNAエンジンで、組み合わされるトランスミッションも5速MTと4速ATというのも不変、足まわりもマーチのままで、乗り味はほぼマーチのままとなっていた。

 Be-1が一般ユーザーに初披露されたのは1985年の東京モーターショーであり、ここで好評を集めたために市販化にGOサインが出たというワケだ。結局市販バーションもこのコンセプトモデルのイメージを色濃く残したものとなっているのは、市場の声を反映した結果と言えるだろう。

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