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「ひと目でカングーとわかる」って本当? 愛嬌がなくなってカッコよくなっちゃった新型のデザインを分析してみた (2/2ページ)

「ひと目でカングーとわかる」って本当? 愛嬌がなくなってカッコよくなっちゃった新型のデザインを分析してみた

この記事をまとめると

■ルノーから新型カングーが登場

■メーカーは「ひと目でカングーとわかるデザイン」と謳っている

■新型カングーのエクステリアデザインをチェック

愛嬌があったフロントフェイスはシャープに

 2023年2月24日、いよいよ国内発売になったルノーの新型カングー。濃い? ファンを持つクルマらしく、同社は「ひと目でカングーとわかるデザイン」と謳っていますが、果たしてそれは本当でしょうか? さっそく、真新しいエクステリアデザインについてチェックしてみたいと思います。

機能性を強めたフロントフェイスの表情

 まず全体の佇まいを見ると、先代より210ミリ長く、30ミリ広く大型化しましたが、特段の威圧感はなく、4490ミリの全長はこれまでのコンパクトなイメージをキープ。一方、15ミリ増に止まったホイールベースは、最小回転半径など使い勝手を意識したものでしょうか。

「変わった!」と思わせる要素の筆頭はやっぱりシャープなフロントフェイスです。従来のイメージを残すなら、愛嬌のあるトゥインゴの方向もあったと思いますが、「働くクルマ」としては、新型のように機能的でシンプルな表情が本来なのかもしれません。

 フロントバンパー両端のエアディフレクターも、カングーのイメージとしてはかなりシャープでダイナミック。とくにボディ色のバンパーで先代との印象の違いを見せつけますが、もちろんイマドキのクルマとしてはごく当たり前の造形ではあります。

 大きく寝たAピラーやフロントウインドウも変化した部分。ルノー自身が空気抵抗を低減させると謳っているとおり、やっぱりイマドキのミニバンフォルムに近づいた格好です。それでも、ショートノーズ・ビックキャビンのイメージは大きく崩れていません。

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