WEB CARTOP | 独自の企画と情報でクルマを斬る自動車メディア

こんなに走りやすいのに30キロって遅くね? 道路の「最高速度」の決め方を知れば「守らなきゃ」の意識が芽生える! (1/2ページ)

こんなに走りやすいのに30キロって遅くね? 道路の「最高速度」の決め方を知れば「守らなきゃ」の意識が芽生える!

この記事をまとめると

■道路は危険防止・交通の安全と円滑・障害の防止などを目的に速度規制がされている

■道路は法律によって12の区分に分けられ基準速度も決められている

■速度規制の情報からその場所の交通量や危険性を判断して安全運転に活かしたい

道路には明確な区分と基準速度がある

 道路では速度や通行止めなど、さまざまな規制がされています。なかには、「なぜココにこんな規制があるの!?」と疑問に感じる規制もあるでしょう。今回は、数多くある規制のなかから、速度規制をピックアップします。運転者に身近な速度の規制はどのようにして決まっているのか、規制速度から予想できることなどを解説します。

速度が規制されている理由

 道路を走行する車両は、法律に定められている速度や道路標識などによって規制されている速度を超えたり下まわったりする速度で走行してはなりません。

 そもそも、車両に対して最高速度や最低速度が規制されているのは、次の3つの目的があるためです。

・道路における危険防止

・交通の安全と円滑を図る

・道路の交通に起因する障害の防止

※参考:警察庁「交通規制の目的」

 これらの目的を実現するために速度が規制されています。

 目的は理解できたとしても、実際の交通社会において、車両の運転者の多くは、最高速度について気にすることが多く、速度超過で取り締まられることを恐れているのではないでしょうか。

 道路において最高速度が規制されている理由・目的は、警察庁が公開している「交通規制基準」に明記されています。交通規制基準によると、「最高速度の規制は、車両の最高速度を指定し、均一な交通流を確保することにより、交通の安全と円滑を図り、併せて道路交通に起因する障害を防止する」となっています。

 また、生活道路など区域を指定して行う速度規制の目的は「区域を指定して行う最高速度の規制は、地域全体について走行速度を抑制し、交通の安全と円滑を図り、併せて道路交通に起因する障害を防止する」とのことです。

 いずれも、交通の安全と円滑を図るために最高速度が規制されています。

基準となる速度

 規制されている速度には基準があり12に区分されています。区分ごとの基準速度(区域と自動車専用道路および高速自動車国道を除く最高速度)は次のとおりです。

■区分「1」=市街地(人口集中地区)/車線数:2車線/歩行者交通量:多い/基準速度:40km/h

■区分「2」=市街地(人口集中地区)/車線数:2種線/歩行者交通量:少ない/基準速度:50km/h

■区分「3」=市街地(人口集中地区)/車線数:4車線以上/中央分離帯:あり/歩行者交通量:多い/基準速度:50km/h

■区分「4」=市街地(人口集中地区)/車線数:4車線以上/中央分離帯:あり/歩行者交通量:少ない/基準速度:60km/h

■区分「5」=市街地(人口集中地区)/車線数:4車線以上/中央分離帯:なし/歩行者交通量:多い/基準速度:50km/h

■区分「6」=市街地(人口集中地区)/車線数:4車線以上/中央分離帯:なし/歩行者交通量:少ない/基準速度:50km/h

■区分「7」=非市街地(人口集中地区以外)/車線数:2車線/歩行者交通量:多い/基準速度:50km/h

■区分「8」=非市街地(人口集中地区以外)/車線数:2車線/歩行者交通量:少ない/基準速度:60km/h

■区分「9」=非市街地(人口集中地区以外)/車線数:4車線以上/中央分離帯:あり/歩行者交通量:多い/基準速度:60km/h

■区分「10」=非市街地(人口集中地区以外)/車線数:4車線以上/中央分離帯:あり/歩行者交通量:少ない/基準速度:60km/h

■区分「11」=非市街地(人口集中地区以外)/車線数:4車線以上/中央分離帯:なし/歩行者交通量:多い/基準速度:50km/h

■区分「12」=非市街地(人口集中地区以外)/車線数:4車線以上/中央分離帯:なし/歩行者交通量:少ない/基準速度:60km/h

※車線数:上下線の合計。3車線の場合は、2車線の基準速度に準じて設定
※中央分離:物理的施設(縁石、柵等)により判別し、チャッターバーやポストコーンによるものは「分離なし」とする
※歩行者交通量:規制速度決定時点で最新の道路交通センサスのデータを使用。なお、道路交通センサスのデータがない道路においては、実測によるものとし、新設道路においては道路交通環境が類似した道路の歩行者交通量を参考とする
※歩行者交通量多い:市街地701人/12h以上 非市街地:101人/12h以上
※歩行者交通量少ない:市街地700人/12h以下 非市街地:100人/12h以下

 このように、市街地かどうか、車線数がどのくらいか、中央分離帯の有無、歩行者交通量によって、最高速度の基準が決まっています。

画像ギャラリー

WRITERS

モバイルバージョンを終了