
この記事をまとめると
■日々、多くの人が利用する高速道路
■緑色の標識看板や電光掲示板が設置されている
■知らない人も少なくない表示の意味を解説
「i」に似たマークが意味することとは?
昼夜問わずにたくさんのクルマたちが駆け抜ける、日本の高速道路。高速道路とは高速自動車国道と自動車専用道路というふたつのもので構成されており、ともに一般道路よりも最高速度が高く設定されている。
そんな高速道路を走行していると目につくのが、一般道で見かけるような青色ではなく、緑色の標識看板。これは国土交通省の標識令で定められたもので、視認性の観点から緑時に白文字、青字に白文字が選択されているようだ。ちなみに欧州では青色、米国では緑色が用いられている。
インターチェンジや休憩地などの存在を知らせてくれる、ドライバーにとっては欠かすことのできない高速道路の標識看板。しかし、ときおり不思議なものと出くわす場合がある。ここでは意外と知られていない、高速道路でよく見かけるものをいくつか紹介してみたい。
まずは、休憩場所の所在を知らせてくれるサービスエリア(パーキングエリア)の案内標識。給油装置のイラストはガソリンスタンドが存在するという意味をなし、ナイフとフォークはレストラン、コーヒーカップは軽食が食べられるということを意味している。このあたりは、知識がなくてもわかるような内容だといえるかもしれない。
しかし、英語の小文字である「i」に似たマークはなんなのかを即座に答えられるドライバーは、意外と少ないのではないだろうか。
この「i」マークは、高速道路の情報ターミナルで道路交通情報を提供していることを意味している。ドライバーがこの先の渋滞情報や通行止め情報などをリアルタイムで確認できるようになっているのだ。要するに、高速道路のインフォメーションであるからこそ、頭文字である「i」が使われているというわけだ。安全でスムースな通行をするためにも、ぜひとも活用していただきたい設備である。