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トラックやバスがディーゼルエンジンを使うのはトルクと経済性! ただしガソリンエンジンに対してデメリットもある (1/2ページ)

トラックやバスがディーゼルエンジンを使うのはトルクと経済性! ただしガソリンエンジンに対してデメリットもある

この記事をまとめると

■軽油はディーゼルエンジン車のための燃料

■ディーゼルエンジンは商用車に搭載されることが多い

■今回はディーゼルエンジンの特徴について解説

ガソリン車に軽油を入れるとエンジンが壊れてしまうことも

 円安によって実質的な原油価格が高騰していることで、ガソリン代にも大きな影響を及ぼしている現代の日本。鉄道が発達している都市部とは異なり、自動車に頼るしかない地方にお住いの方や自動車を使って仕事をしているという人にとっては、まさに死活問題だといえるだろう。

 近年ではセルフ式のガソリンスタンドが一般的となったことで、ドライバー自身が給油をするという機会も増えてきた。そのため、ガソリン価格の変化にも敏感になるのだが、ハイオクやレギュラーというガソリンのほかに、軽油と書かれたノズルが存在する。軽油のほうがガソリンよりも単価が安いため、自動車の知識がない人はガソリン車に安価な軽油を入れようとすることもあるだろう。過去には「軽自動車だから軽油を入れた」という信じられないようなトラブルも実際に起こっている。

 軽自動車や一般的な乗用車であれば、出力を発揮しやすいガソリンエンジンを搭載しているケースが多い。そのため、ハイオクかレギュラーガソリンを入れなければならないのだが、対する軽油は大きなトルクを発生することができるディーゼルエンジン車専用の燃料となる。

 ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの構造自体は大差ないのだが、補機部分に大きな違いが存在する。ガソリンは引火しやすく、軽油は着火しやすい。このような燃料の性質を生かした構造となっているのだ。

 そんなガソリン車に軽油を入れてしまうと、どうなってしまうのか。ガソリンと軽油には互換性がないため、最悪の場合はエンジンが壊れてしまうのでけっして注入してはならないのだ。

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