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ボロ車の処分は引き取り先によって「お金になる」ことも「お金を取られる」こともある! 業者によって違いがある理由とは?

ボロ車の処分は引き取り先によって「お金になる」ことも「お金を取られる」こともある! 業者によって違いがある理由とは?

この記事をまとめると

■不動車を処分しようとするとお金がかかってしまう

■世の中には「廃車買取業者」が存在しており不動車でも買い取ってもらえる

■不動車をお金に変える手段をもっているかどうかで対応が異なる

売却先によっては不動車でもお金になる

 環境の変化などで乗らなくなって車検が切れてしまったり、事故や故障などで乗ることができなくなってしまったりと、さまざまな理由で不動になってしまったクルマを処分しようとすると基本的にはお金がかかってしまう。

 しかし、世のなかには「廃車買取業者」が存在し、乗らなくなったクルマはもちろんのこと、さまざまな理由で動かすことができなくなってしまった不動車であっても買い取ってくれるのだ。

 といっても基本的には買取業者であっても自動車ディーラーであっても、不動車を引き取って廃車手続きをするという流れは同一となるのだが、なぜ一方は買取をしてくれ、一方は費用が発生するのだろうか。

 その大きな違いは、その不動車を引き取ったあと、お金に変える手段をもっているかどうかということになる。中古車販売店やディーラーはクルマを売ることがメインであり、引き取って再び販売することができる下取り車であれば買い取ってくれるが、再販できない不動車は負担でしかないということになる。

 一方の廃車買取店は、引き取った廃車を部品単位に解体して販売したり、廃車体を金属として売却したりといったルートをもっており、それが生業となっていることで不動車をお金を払って引き取っても利益がでるというワケなのだ。

 それなら中古車販売店やディーラーも同じようにすればいいのではないかと考える方もいるかもしれないが、前述したようにメインはあくまで車両の販売であり、餅は餅屋ということがいえるのである。

 ちなみにひと口に不動車といっても、なかには旧車といわれる貴重な車両や、スポーツモデルのようにエンジンに代表される部品の価値が高い車両も存在するが、こういった車両であっても引取を依頼する先によってはまったく価値を見出だされることなく処理されてしまうケースや、その価値を説明することなく二束三文で引き取っていく業者も存在するようなので、不動車とはいえその車両がもつ現在の価値を調べてから行動に移すというのが大切。

 また、現時点では不動車でも、簡単な整備で復活することができる場合もあり、そうなれば不動車としてではなく、中古車として売却できる可能性もあるので、一度お世話になっている整備工場などに相談してみるというのもひとつの手段である。

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